【第八回京都本大賞】大石直紀さん『二十年目の桜疎水』が受賞 「京都ガイド本大賞2020」は『芸妓さんが教える京都ええとこ映えるとこ』
京都本大賞実行委員会は10月30日、過去1年間に発刊された京都府を舞台にした小説の中から、もっとも地元の人々に読んで欲しいと思う小説を決める「第八回 みんなで選ぶ 京都本大賞」の受賞作を発表しました。
第八回京都本大賞が決定!
第八回京都本大賞の受賞作品は次の通りです。
<第八回京都本大賞 受賞作品>
大石直紀(おおいし・なおき)さん
『二十年目の桜疎水』(光文社文庫)
受賞者の大石直紀さんは、1958年生まれ。静岡県出身。1998年、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した『パレスチナから来た少女』でデビュー。2003年『テロリストが夢見た桜』で小学館文庫小説賞、2006年『オブリビオン~忘却』で「横溝正史ミステリ大賞」テレビ東京賞、2016年「おばあちゃんといっしょ」(『二十年目の桜疎水』収録)で日本推理作家協会賞短編部門を受賞。
なお、最終ノミネート作品は以下の3作品でした。
【最終ノミネート作品】
◎綿矢りささん『手のひらの京』(新潮文庫)
◎浅田次郎さん『活動寫眞の女 <新装版>』(双葉文庫)
◎大石直紀さん『二十年目の桜疎水』(光文社文庫)
「京都ガイド本大賞2020」も発表!
京都の書店員がおすすめする京都のガイド本を決める「京都ガイド本大賞2020」」が、先日(10月3日)に発表されました。
京都ガイド本大賞には、ビギナーの方も活用できる「大賞」と、何度も京都に来ているファンの方におすすめの「リピーター賞」があります。
<京都ガイド本大賞2020賞 受賞作品>
■大賞
『芸妓さんが教える京都ええとこ映えるとこ』(JTBパブリッシング)
■リピーター賞
『京都滋賀うまいラーメン』(リーフ・パブリケーションズ)
二十年目の桜疎水 (光文社文庫) 大石 直紀 (著) 二十年前、ある事故をきっかけに恋人の雅子と別れた正春。母の危篤の知らせを受け、久しぶりに京都に降り立った正春は、思い出の松ヶ崎疎水を訪れ…。(表題作) おばあちゃんは詐欺師だった。おばあちゃんとの生活はずっと続くと思っていたけれど…。(第69回日本推理作家協会賞短編部門受賞「おばあちゃんといっしょ」) 京都の名所が数多く登場する傑作ミステリ短編集。 |
芸妓さんが教える 京都ええとこ 映えるとこ (JTBのMOOK)
京都・祇園甲部の人気芸妓さんに聞いた、ひと味違う京都ガイド! |
京都 滋賀 うまいラーメン (Leaf MOOK) リーフ・パブリケーションズ (著, 編集) いつどの時代も老若男女に愛されるラーメン。背油チャッチャ系から鶏白湯系、豚骨系、油そばまで、一口にラーメンと言ってもその可能性は多岐に渡る。店主渾身の一杯をいざ食さん! |
【関連】
▼京都本大賞 (@kyotobontaisho) / Twitter
▼京都府書店商業組合
◆天花寺さやかさん『京都府警あやかし課の事件簿』シリーズのスピンオフ小説を無料公開 | 本のページ
◆【第九回 京都本大賞】藤岡陽子さん『メイド・イン京都』が受賞 「京都ガイド本大賞2021」は『京都のトリセツ 地図で読み解く初耳秘話』 | 本のページ