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和田誠さん『表紙はうたう 完全版』刊行記念!原画展「和田誠さんと。」が渋谷で開催

和田誠さん『表紙はうたう 完全版』刊行記念!原画展「和田誠さんと。」が渋谷で開催

和田誠さん『表紙はうたう 完全版』刊行記念!原画展「和田誠さんと。」が渋谷で開催

イラストレーターの和田誠さんが40年以上にわたって描き続けた『週刊文春』の全表紙を収録した作品集『表紙はうたう 完全版』が 文藝春秋より刊行されました。

また、同書の刊行を記念して、渋谷PARCO8F「ほぼ日曜日」で和田誠さんの展覧会「和田誠さんと。」が開催されます。

 

原画展「和田誠さんと。」開催! 三谷幸喜さん、清水ミチコさん等が選んだ表紙や、和田誠さんの貴重な品々を目の前で

展覧会「和田誠さんと。」での展示のメインは、『週刊文春』の表紙の原画。三谷幸喜さん、清水ミチコさん、夢眠ねむさん、糸井重里の4人に「これまでの表紙のなかから選んでもらった”わたしの好きな表紙”」をはじめ、厳選した原画約40点をご覧になれます。

 
また、アトリエからお借りした私物の展示や「和田誠さんと映画」「和田誠さんと音楽」など多岐にわたる和田さんのお仕事から代表作を紹介するコーナーも設けられます。

 
<『表紙はうたう 完全版』刊行記念原画展「和田誠さんと。」 開催概要>

■会期:2020年10月22日(木)~11月15日(日)  時間:11:00~21:00

■場所:渋谷PARCO8階「ほぼ日曜日」(渋谷区宇田川町15-1)

■入場料:500円(小学生以下無料)
※混雑時は入場が制限される場合があります。

■主催:ほぼ日
■企画・展示協力:文藝春秋、和田誠事務所
■展示協力:たばこと塩の博物館、多摩美術大学アートアーカイヴセンター

★詳細:https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/2945.html

 

和田誠さんと『週刊文春』―― 表紙の原画を展示

1977年の誌面リニューアルから、和田誠さんは40年間、『週刊文春』の表紙を描きつづけました。2017年の2000号までつづき、いまも毎週「アンコール」で、和田さんの絵が表紙を飾っています。

 
今回の展覧会ではたくさんの表紙のなかから、その貴重な原画を厳選して約40点以上展示。「ほぼ日手帳2021」のラインナップに仲間入りした「時を超える鳥」(1977年5月12日号)と「星座を抱いて」(2002年11月7日号)の原画もご覧になれます。

 
和田誠さんのイラストレーションの代表作である表紙絵の筆づかいを、間近で見ることができ、さらに、この会期の期間中に販売される最新の『週刊文春』の原画も、週変わりで展示されます。毎週木曜日、会場に雑誌が入荷したところで展示を入れ替えるという贅沢な『週刊文春』販売コーナーも設置されます。

 

あの人が選ぶ「わたしの好きな表紙」

和田誠さんとの共著も多い三谷幸喜さん、公私ともに親交の深かった清水ミチコさん、和田誠さんのファンでずっと憧れだったという夢眠ねむさん、そして糸井重里さんの4人に「これまでの週刊文春の表紙から『わたしの好きな表紙』を3作品、選んでください。」というお願いをし、そのセレクトの理由と、和田誠さんへの思いをつづったコメントを原画とあわせて展示します。

 

『表紙はうたう 完全版』を特典付きで販売

和田誠さんが40年以上にわたって描き続けた『週刊文春』の全表紙を収録した作品集『表紙はうたう 完全版』を会場でも購入できます。

会場では、購入特典として『週刊文春』がそのままちいさくなったような「ミニ文春ノート」がついてきます。
※用意された数がなくなり次第終了となります。

 

和田誠さんの私物やご家族とのメモも展示

和田誠さんのアトリエの机に今もそのまま置いてある筆記具を、特別にお借りすることができました。

たくさんのイラストレーションが生まれた机には、万年筆や大きな三角定規から写植を貼っていたというセメダイン(!)、修正を削っていたカミソリの刃など、和田さんならではの愛用の道具もあります。

 
また、ご家庭内での伝言メモも展示されます。奥様である平野レミさんが「チャッチャッチャッチャって書いて、」と仰るチャーミングな袋文字。この機会に、ご家族のやりとりをちょっとのぞかせていただくようにご覧ください。

 

たくさんのお仕事から代表作を紹介 和田誠さん特集の本屋さんも

和田誠さんはジャンルをこえて幅広い仕事を手がけていました。

「和田誠さんと映画」「和田誠さんと音楽」「和田誠さんと演劇」「和田誠さんと本」というジャンルに分けて、ポスターや原画で代表作を振り返って紹介します。

 
とくに、和田誠さんが書籍の装丁を担当した書籍は700を超えます。手書きのタイトル文字やイラストレーションにかぎらず、立体や写真、抽象的なパターンなど表現の手法もさまざまでした。

会場にはいま世の中に流通している本からご自身の著作を中心に集めた、和田誠さん特集の本屋さんがあらわれます。どうぞ、お買いものもお楽しみください。

 

和田誠さん プロフィール

和田誠(わだ・まこと)さんは、1936年生まれ。多摩美術大学卒業後、ライトパブリシティに入社。1968年からフリーランスになり、グラフィックデザイナー、イラストレーターとして活躍。

星新一さんの著作の挿絵など出版した書籍は200冊を超え、たばこ「ハイライト」のパッケージデザイン、映画『麻雀放浪記』『快盗ルビイ』の監督など、長年にわたり幅広く仕事を手がける。1989年にブルーリボン監督賞、1994年に菊池寛賞、1997年に毎日デザイン賞、2015年に日本漫画家協会賞特別賞ほか、受賞多数。2019年10月逝去。

 

表紙はうたう 完全版 和田誠・「週刊文春」のカヴァー・イラストレーション
和田 誠 (著)

和田誠さんが描いた40年分の「週刊文春」全表紙を一冊に。
眺めるだけで、当時の記憶がよみがえる。こんな表紙、あんな表紙もあったなあ。
没後1年、追悼出版。

2008年に「週刊文春」創刊50周年を記念して刊行された和田誠さんの表紙絵画集『表紙はうたう』に未掲載分(2008年10月2日号~2017年7月20号)を追加した完全版。
画集前半には、犬、猫、鳥、映画、スポーツ、星座、外国の旅……など、和田誠さん自らがカテゴリに分けて厳選した表紙の原画600枚を本人による作品解説付きで収録。
後半には、和田さんが描いた全表紙カタログ(1977年5月12日号~2017年7月20日号)を掲載。

絵の裏側がわかり、毎週の「週刊文春」の発売がますます楽しくなる一冊です。
永久保存版!

 
【関連】
『表紙はうたう 完全版』刊行記念原画展 | 和田誠さんと。ほぼ日曜日 – ほぼ日刊イトイ新聞

 


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