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第19回「R-18文学賞」が大賞および読者賞・友近賞受賞者の贈呈式を開催

新潮社は、4月に発表された「第19回女による女のためのR-18文学賞」の受賞者への贈呈式を開催しました。

大賞受賞は秋ひのこさんの「何言ってんだ、今ごろ」、読者賞および友近賞は梅田寿美子さんの「カラダカシと三時の鳥」でした。

 

人気女性作家を輩出してきた「女による女のためのR-18文学賞」が第19回の大賞、読者賞・友近賞受賞者の贈呈式を開催

R-18文学賞の今回の応募数は808点。応募資格は女性に限定、新潮社の女性編集者が第一次~第三次選考を担当した後、最終候補の6作品の中から選考委員の三浦しをんさんと辻村深月さんが大賞を、特別選考委員の友近さんが友近賞を決定しました。大賞賞金は30万円。

 
大賞受賞の秋ひのこさんは、カナダ在住。2016年から投稿をはじめ、今回見事大賞を獲得しました。読者賞・友近賞の梅田寿美子さんは1988年生まれ、『牙狼<GARO>』シリーズほか脚本家としても活躍中です。

 
<大賞受賞作品「何言ってんだ、今ごろ」>

大賞受賞・秋ひのこさん

大賞受賞・秋ひのこさん

高一の夏、母の再婚に伴い田舎に引っ越してきた沙月。慣れない土地、閉塞感漂う人間関係に鬱屈した思いを抱えていたが、実は引っ越しの理由は沙月の過去にもあり――。少女のひと夏に起こった出来事を鮮やかに、かつドラマチックに描き、選考委員二氏が絶賛した大賞受賞作。

 
<読者賞・友近賞受賞作品「カラダカシと三時の鳥」>

読者賞・友近賞の梅田寿美子さん

読者賞・友近賞の梅田寿美子さん

身の回りの世話をするため、わたしは「店長」に雇われた。「店長」の仕事は、人々に自分の体の一部を「貸し出す」ことで……。友近氏が迷わず受賞を決めた、たくらみに満ちながらユーモアを湛えた意欲作。

 

「R-18文学賞」過去の受賞者

「R-18文学賞」は、これまでに多くの人気女性作家を輩出したしてきました。主な作家と作品は以下の通りです(受賞順)。

 
◆吉川トリコさん
第3回大賞・読者賞。映画化された受賞作『グッモーエビアン!』のほか、ドラマ化された『戦場のガールズライフ』など作品多数。

◆宮木あや子さん
第5回大賞・読者賞。映画化・コミック化された『花宵道中』のほか、ドラマ化された『校閲ガール』シリーズなど。

◆窪美澄さん
第8回大賞。受賞作を含む『ふがいない僕は空を見た』は映画化されたほか、山本周五郎賞受賞、本屋大賞第二位。その後、『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞、『じっと手を見る』で直木賞候補、『トリニティ』で直木賞候補ならびに織田作之助賞受賞。

◆彩瀬まるさん
第9回読者賞。『やがて海へと届く』で野間文芸新人賞候補。2017年『くちなし』で直木賞候補、高校生直木賞受賞。

◆一木けいさん
第15回読者賞。受賞作を含む『1ミリの後悔もない、はずがない』は椎名林檎さんが絶賛し、話題に。今年、3作目となる新刊『全部ゆるせたらいいのに』を刊行。

 
【関連】
女による女のためのR-18文学賞 受賞作品発表 | 新潮社

 


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