【第19回R-18文学賞】秋ひのこさん「何言ってんだ、今ごろ」が受賞 読者賞は梅田寿美子さん「カラダカシと三時の鳥」
新潮社は、応募を女性に限定した「女による女のための」公募の文学賞「第19回女による女のためのR-18文学賞」の受賞作を発表しました。
第19回「女による女のためのR-18文学賞」が決定!
第19回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞、読者賞、友近賞の受賞作は次の通りです。
<第19回「女による女のためのR-18文学賞」 受賞作品>
■大賞
秋ひのこ(あき・ひのこ)さん
「何言ってんだ、今ごろ」
■読者賞
梅田寿美子(うめだ・すみこ)さん
「カラダカシと三時の鳥」(「カラダカシの家にはカッコウが鳴く」改題)
■友近賞
梅田寿美子(うめだ・すみこ)さん
「カラダカシと三時の鳥」(「カラダカシの家にはカッコウが鳴く」改題)
なお、受賞の言葉、選考委員による選評は、https://www.shinchosha.co.jp/r18/bknum.html#19th をご覧ください。また、受賞作は『小説新潮』5月号に掲載されています。
R-18文学賞について
R-18文学賞は、新潮社が主催。応募を女性に限定した「女による女のための」公募の文学賞です。
新潮社の女性編集者が第一次・第二次選考を担当した後、三浦しをんさんと辻村深月さんの二人の女性作家が選考委員として、選ばれた候補作品の中から大賞を決定します。
また、最終選考候補作品の全文を公開し、作品に対するコメントを募集、その「コメントの数とその熱さ」で「読者賞」が決定されます。
ほかに、特別賞として友近さんが選考委員を務める「友近賞」が設けられています。
大賞には賞金30万円が、読者賞には賞金10万円が、友近賞には賞金5万円が贈られます。また、大賞と読者賞には副賞として体組成計(タニタ提供)も進呈。
※辻村深月さんの「辻」の字は、正しくは二点しんにょうです。
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