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第14回「女による女のためのR-18文学賞」受賞作家・小林早代子さん2作目『たぶん私たち一生最強』が刊行

「くたばれ地下アイドル」で第14回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞してデビューした小林早代子さんの2作目となる単行本、『たぶん私たち一生最強』が新潮社より刊行されました。

 

各界著名人11名が激推し!「幾ら褒め言葉を重ねても足りない」と推薦者を困らせた『たぶん私たち一生最強』

宇垣美里さん、酒寄希望さん(ぼる塾)、スケザネさん、武田砂鉄さん、ヒャダインさん、マキヒロチさん、三宅香帆さん、宮島未奈さん、柚木麻子さん、吉川トリコさん、吉田大助さんと揃った推薦者は計11名!編集者や書店員が圧倒された、いまだかつてなかった「女性四人の自由と決断」の物語です。

 
高校時代からの女友達4人を主人公として描いた本作は、「朝、あなたには四人の母親がいます」「あなたは始まりのかたまりで、私たち四人の決断のかたまり」と記されたプロローグから物語が始まります。

何かと人生の選択を迫られる、26歳という年齢。結婚、出産、家族……幸せになるために優先することと、諦めること。当たり前の常識を一歩踏み超えた時に、“一生最強”になれる選択肢に気づいた四人は、大きな決断を下します。

 
作者の小林早代子さんが足かけ6年の歳月をかけて書き上げたこの連作短篇集に、刊行前から賞賛の声が続々寄せられています。

『成瀬は天下を取りにいく』で「2024年本屋大賞」を受賞して話題の作家・宮島未奈さんは、雑誌「小説新潮」掲載時から本作に注目しており、「女4人のルームシェア。「大丈夫?」って思った人、安心してください! こいつらマジ最強だから!」と強力推薦。

音楽クリエイターのヒャダインさんは本作を読み始めるやすぐに魅了され、「一緒にいたい人に出逢える奇跡、くだらねえ常識で手放す必要はゼロだな!」と、男性目線でも楽しめる物語であると太鼓判。

また、『あわのまにまに』『余命一年、男をかう』等の代表作で知られる小説家の吉川トリコさんは編集者に感想を伝える際に、「ポップなワードセンスと高揚感と多幸感が炸裂してるのに、どこかドライで醒めてるのがとっても新しくておもしろく、夢中で読みました。バイブス最高なのに、ものすごく頭のいい人が書いた明晰な文章ってかんじもするから、小林さんの頭の中はいったいどうなってるんでしょうね」と最大限の賛辞で本作と作者を激賞。その後、幾ら誉め言葉を重ねても足りないと5パターンもの推薦文を考案の上、その中の一案に決まりました。

他にも、宇垣美里さん、酒寄希望さん(ぼる塾)、スケザネさん、武田砂鉄さん、マキヒロチさん、三宅香帆さん、柚木麻子さんらからの推薦コメントが届き、新人作家の二作目としては異例とも言える推薦数に。著名人だけではなく、全国の書店員からの熱い支持と応援の声も続々と届いており、中には注文数が150冊を超える店舗も。こちらも新人作家の作品としては異例の数と言えます。

 
なお、各推薦者のコメントは特設サイトにて一挙掲載されています。また、カバー画像や作者からのコメント、本作のプロローグと冒頭の一篇も試し読み可能です。

★『たぶん私たち一生最強』特設サイト:https://www.shinchosha.co.jp/special/issyousaikyou/

 
【あらすじ】

最弱な夜に思いついた、最強になれる選択肢――

全員揃えばいつだってバイブス最高!
花乃子、百合子、澪、亜希の四人は高校時代からの女友達。バカ話も重ためな恋愛話もマジレス無用の寸劇も、全てが楽しい20代。そろそろ人生の選択を迫られる年齢を迎え、花乃子が思い描くのは「四人で一生一緒にいる」暮らし――。でも、男はいらないってわけじゃないし、結婚だって出産だって興味はある。じゃあ、私たちの幸せっていったい何……?
バカ笑いしたいときも死にたくなる夜もずっとずっと分かち合って生きていきたい四人が、別れた男にスマブラでダメージを与えながら大マジメに考えた 「一生最強」の人生とは!?

R-18 文学賞出身の新鋭が圧倒的センスで紡ぐ、自由と決断の物語。

 

著者コメント

この作品の登場人物たちと同じように、私自身も20代の終わりごろ親友と暮らしていました。お互い翌日が普通に仕事であろうと26時までは相手の時間を奪ってもいいと思っていたようなふしがあり、ニトリのコタツでYouTube見ながらさんざんハイボールを飲んだあと寝る2分前までスマブラして倒れ込むように眠るような日々を送っていました。私たちのルームシェアはきっかり2年でアパートの契約期間満了とともに終わりを迎えましたが、実際女友達との人生ってかなり「アリ」なんじゃないか?と思うようになりました。この作品は、楽しいばっかりじゃないけれど続いていく「女の人生」と「友情」について真剣に考えて書きました。どうぞよろしくお願いします。

 

著者プロフィール

(C)新潮社

(C)新潮社

小林早代子(こばやし・さよこ)さんは、1992年生まれ、埼玉県出身。早稲田大学文化構想学部卒業。2015 年『くたばれ地下アイドル』でR-18文学賞読者賞を受賞しデビュー。本作が単行本2作目。

 

たぶん私たち一生最強
小林 早代子 (著)

最弱な夜にひらめいた、最強になれる選択肢。
宇垣美里、酒寄希望(ぼる塾)、スケザネ、武田砂鉄、ヒャダイン、三宅香帆、宮島未奈、柚木麻子、吉川トリコ、吉田大助が惜しみなく絶賛、書店員からも称賛の声多数の話題作!

 
【関連】
小林早代子『たぶん私たち一生最強』特設サイト | 新潮社

 


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