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【訃報】漫画家・明智抄さんが死去 「始末人」シリーズ、『サンプル・キティ』など

漫画家の明智抄(あけち・しょう)さんが8月4日に死去しました。白泉社が公式サイト(https://www.hakusensha.co.jp/information/58570/)で発表しました。

 
1980年に「あざやか緑の物語」で漫画家デビューし、『花とゆめ』『別冊花とゆめ』(白泉社)、『コミックアイズ』(ホーム社/集英社)などで活躍。代表作に、『明朗健全始末人』などの「始末人」シリーズ、『サンプル・キティ』『砂漠に吹く風』『死神の惑星』など。1998年には「松茸狩りでオトナになる」で小説家デビューもしています。

他の作品に『女の十字架』『野ばらの国』『少女忍法帖』『毎日のセレモニー』『一町八反日記』など。

 
ちなみに、2000年に、数学者で、高品質の疑似乱数生成法「メルセンヌ・ツイスタ」を考案したことで知られる広島大学大学院教授・松本眞さんと結婚(おたがい再婚)しています。

 

明朗健全始末人
明智抄 (著)

はらせぬ恨みをはらしてくれる闇の始末人!現代版「必殺」?…な~んて思ったら、正解だけど大間違い。勧善懲悪の爽快感や、泣きの要素は皆無。2周も3周もズレまくった変人どもが跋扈し、意図的な御都合展開が横行する、「必殺」の皮を被った、大真面目にシュールなギャグ漫画でした。 逆恨みや、始末人自身の個人的な小さな恨みなど、依頼人たちのどうでもいい恨みを晴らすため、始末人たちの必殺の殺人技が冴え渡る…!!!
始末人シリーズ第一弾!!

サンプル・キティ 1巻
明智 抄 (著)

平凡な主婦に降って湧いたハードな非日常!隣室の美少年に思いを寄せつつ、夫や娘と幸福な生活を送っていた小夜子。しかし、娘の頭に落ちそうになったお湯の入ったヤカンが粉々になるという不思議な出来事以降、彼女の平穏な日常は崩れ始める。次第に明らかになってゆく驚愕の真実、彼女を取り巻く壮大な陰謀…。それでもやっぱり大切なのは、SFよりも今晩のオカズ!“平穏”を望む彼女の強固な“日常”が、それらの非日常を強引にねじ伏せる!! 衝撃のサイキック・ホームドラマ!!!

砂漠に吹く風 1巻
明智抄 (著)

人間には規格品の気持ちは解らない。シロッコの悲鳴は他星にも届く。我々は何度死ねばいい――!? シロッコと呼ばれる優秀なクローンたちが大量生産されている時代。シロッコたちはそれぞれが得た知識や経験を近場のシロッコとシンクロさせて、完全無欠の規格品として、宇宙のあちこちで活躍していた。だが、その多くがやがて自殺してしまう。シロッコたちは、知識と共に心の闇までをも共有させていた…。『死神の惑星』へと繋がるクローン人間たちの物語。

 
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