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『小説TRIPPER』25周年記念号刊行! 芥川賞&直木賞作家に尾崎世界観さん、松井玲奈さんなど25人の書き手が切りとる2020年の風景

『小説TRIPPER』25周年記念号刊行!

『小説TRIPPER』25周年記念号刊行!

『小説TRIPPER』25周年記念号が、朝日新聞出版より6月18日に発売されます。

阿部和重さん、恩田陸さん、角田光代さん、金原ひとみさん、川上弘美さん、島本理生さん、三浦しをんさん、森絵都さんをはじめとする芥川・直木賞作家、さらにミュージシャンの尾崎世界観さん、俳優の松井玲奈さんと、多様なジャンルから25人の書き手が短編小説を書き下ろし。

さらに、コロナ禍を受けてかかれた、高橋源一郎さんによる渾身の評論「コロナの時代を生きるには」、こうの史代さんのオリジナル漫画「アマビヱさん」を特別掲載します。

 

コロナ禍によって書き換えられてゆく世界を前に、25人の書き手が想像力で対峙 2020年という転換期の渦中に書かれた小説たちが届ける、未知の感情と新たな景色、変容する規範とモデルとは?

 
<『小説TRIPPER』編集部より>

「小説TRIPPER」は2020年夏季号をもって創刊25周年を迎えることになりました。通巻100号となります。

雑誌としては4半世紀、ひとつの節目と感じているものの、2020年は東京オリンピックが予定され、さらには「2020」という切りの良さもあり、なにか特別な年になるのではないかという根拠のない期待感がひとり歩きしていましたが、コロナ禍によって情況は一変しました。

ところが、それでもなおコロナ以前と変わらなかったのは、長期政権の内側から発せられる言葉や、SNS上で交わされる一部の言説です。単一の価値観や一面的な正しさ、声高なメッセージからは、微細で、多様な声がかき消される空気のようなものを感じずにはいられません。

時代の変化を訴えつつも、画一化をのぞむような声が前景化するなか、小誌の25周年記念号では、そうした空気から遠く離れて、さして重要でもないものもの――時間や場所や人々をめぐる、掌編あるいは短編小説を寄せていただくことができないかと考えました。

 

25周年記念号 2020の小説たち

「ささやかであること、多様であること、名づけられて(名指されて)いないもの、そこにある「小ささ」にこそ小説の本領があり、そこからやってくる未知の手ざわりや感情のうごき、あるいはまだ見ぬイメージといった、かたちになる以前のものが差し出されることにこそ、小説という形式の真価があるように思えてなりません。

とはいえ小説の力を声高に訴えるのではなく、そこに流れる多様な声を読者に届けることができればと、25人の書き手による短編を送り出します。」

 
【2020の小説たち】 ※敬称略

◎阿部和重 「Аноун」
◎磯﨑憲一郎「新元号二年、四月」
◎小川哲  「あんなカレーに……」
◎尾崎世界観「サクラ」
◎恩田陸  「悪い春 202X」
◎角田光代 「ポケットのなか」
◎片岡義男 「今日この頃です」
◎金原ひとみ「#コロナウ」
◎川上弘美 「泣くのにいちばんいい時間」
◎河﨑秋子 「洞ばなし」
◎木下昌輝 「おとぎ輪廻」
◎櫻木みわ 「しおかぜ」
◎島本理生 「通話時間4時間49分3秒」
◎新庄耕  「終電過ぎのシンデレラ」
◎高山羽根子「旅の熱」
◎月村了衛 「非美人」
◎津村記久子「水曜日の山」
◎早見和真 「それからの家族」
◎東山彰良 「イッツ・プリティ・ニューヨーク」
◎藤野可織 「なにも持っていない右腕」
◎星野智幸 「ディア・プルーデンス」
◎町屋良平 「四半世紀ノスタルジー」
◎松井玲奈 「家族写真」
◎三浦しをん「魚の記憶」
◎森絵都  「太陽」

 

小説 TRIPPER (トリッパー) 2020年 夏号【創刊25周年記念号】

コロナ禍によって書き換えられてゆく世界を前に、25人の書き手が想像力で対峙する。
2020年という転換期の渦中に書かれた小説たちが届ける、未知の感情と新たな景色、変容する規範とモデルとは?
「小説TRIPPER」創刊25周年の節目に寄稿された短編の競演!

 


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