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村上春樹さんが偏愛する作品を<朗読×原文×翻訳>のセットで贅沢に楽しむ『新装版 村上春樹ハイブ・リット』刊行

『新装版 村上春樹ハイブ・リット』

『新装版 村上春樹ハイブ・リット』

アルクは、昨年(2019年)4月に創立50周年を迎えたことを記念し、新刊『新装版 村上春樹ハイブ・リット』を刊行しました。

 

村上春樹さん公認英語読本が登場 「僕は翻訳作業を通して、大事なことを数多く学んだ」

「ここに収められたレイ・カーヴァーやティム・オブライエンの作品からも、翻訳作業を通して、僕は大事なことを数多く学んだ」
(『新装版 村上春樹ハイブ・リット』編訳者前書きより)

 
「ハイブ・リット」シリーズとは、”hybrid”(混成の)と”literature”(文学)の合成語で、海外文学を楽しみながら洗練された英語に多面的に親しめる、朗読・原文・翻訳をセットにしたシリーズの呼称です。

 
『新装版 村上春樹ハイブ・リット』なら、
1) 村上春樹さんが選んだ英語の短篇小説を原文のまま読めます。
2) 小説の作者自身が朗読する英語を聞けます(※「ささやかだけれど、役に立つこと」「レーダーホーゼン」はアメリカ人ナレーターによる朗読です)。
3) 名翻訳者の訳を味わえます。

 
<収録作品> ※敬称略

◎Story 1:レイニー河で/ティム・オブライエン(朗読:ティム・オブライエン)
◎Story 2:ささやかだけれど、役に立つこと/レイモンド・カーヴァー(朗読:グレッグ・デール)
◎Story 3:レーダーホーゼン/村上春樹(朗読:ジャック・マルジ)

※Story 2、3は音声ダウンロードも可能です。無料アプリ「語学のオトモ ALCO」を使ってスマートフォンで楽しめます。

 
<書籍情報> ※敬称略

◎価格:2,530円(税込)
◎サイズ:B6変型/188ページ/CD音声122分収録
◎付属商品:CD2枚付/音声DL付(Story 1除く)
◎翻訳:村上春樹
◎著者:ティム・オブライエン、レイモンド・カーヴァー、村上春樹
◎総合監修:柴田元幸

 

著者プロフィール

 
■ティム・オブライエンさん

1946年ミネソタ州生まれ。大学卒業後に従軍したベトナム戦争をテーマに、作品を発表し続けている。

戦場風景をリアルに描いた初期作品から、マジックリアリズム的な『カチアートを追跡して』(Going After Cacciato,1978)、ベトナム戦争とは一見無関係なTomcat in Love(1998)、『世界のすべての七月』(July, July, 2002)まで、作風は多岐にわたる。

 
■レイモンド・カーヴァーさん

1938年オレゴン州生まれ。短篇小説の名手であり詩人。「ミニマリスト」と呼ばれるもととなった、描写をぎりぎりまで削ぎ落とした文体を特徴とする。

日常生活の中に潜む悲哀、絶望、希望を描く『頼むから静かにしてくれ』(Will You Please Be Quiet, Please?, 1976)といった短篇集を残す。村上春樹さん訳で全集が刊行されている。1988年没。

 
■村上春樹さん

1949年京都生まれ。『羊をめぐる冒険』(1982)、『ノルウェイの森』(1987)、『ねじまき鳥クロニクル』(1994-1995)、『海辺のカフカ』(2002)、『1Q84』(2009-2010)を代表作にもつ小説家。

その一方で、オブライエン、カーヴァーのほか、J・D・サリンジャーやスコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラーなど、多くのアメリカ作家作品の翻訳も精力的に手がけている。

 
■柴田元幸さん

1954年東京都生まれ。東京大学名誉教授。著書に『翻訳教室』『アメリカン・ナルシス』『ケンブリッジ・サーカス』、村上春樹さんとの共著に『本当の翻訳の話をしよう』などがある。

本書掲載の作家以外にも、スティーヴ・エリクソン(『ゼロヴィル』)、マーク・トウェイン(『ハックルベリー・フィンの冒けん』)、ジャック・ロンドン(『火を熾す』)など、現代・古典の多数の作家作品を翻訳。雑誌『MONKEY』責任編集。

 

【音声DL/CD付】新装版 村上春樹ハイブ・リット
村上 春樹 (著), ティム・オブライエン (著), レイモンド・カーヴァー (著)

ハイブ・リットとは?英文(アメリカ短篇小説)+翻訳(日本語)+作家の朗読(英語)。ティム・オブライエン、レイモンド・カーヴァー、そして村上春樹の名短篇を収録。

 


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