藤子・F・不二雄さん『ドラえもん』0巻が50万部突破! 第1巻は250刷に
小学館より昨年11月27日に刊行された『ドラえもん』0(ゼロ)巻が、1月17日出来の重版で発行部数50万部を突破しました。
止まらぬ勢い!重版に次ぐ重版で、発売2か月を前に大台突破!
発売前から大きな話題となり、2度の発売前重版を経て11月27発売となった『ドラえもん』0(ゼロ)巻ですが、引き続き記録的な売れ行きを見せています。
小学館では発売即日大重版以後も、重版を重ねてきましたが、この度、1月17日出来の重版にて、累計55.5万部となり、50万部の大台を突破しました。
昨年末12月28日にはNHK総合で50周年特番『ドラえもん50周年 みんなみんなみんなかなえてくれる ひみつ道具と科学』が放送され、高視聴率を記録したこともあり、年末には『ドラえもん』0巻が1日あたり1万部以上の実売を記録するなど、驚異的な売れ行きが続きました。
第1巻も21世紀で最大の売れ行きに!
また、コミックスの既刊も大きな動きを見せています。昨年12月には6年ぶりに『ドラえもん』第1~45巻に、全巻一斉重版を実施。2019年12月は『ドラえもん』第1巻が、21世紀に入って単月では最大の実売数を記録しています。第1巻は2020年2月出来の重版で、250刷となりますが、ここに来て新たな原作ブームが到来しています。
なお、小学館では今年、『ドラえもん』の超豪華愛蔵版全45巻セット『100年ドラえもん』(3月受注開始、12月発売予定)など、大型企画を多数準備しています。
『ドラえもん』0巻について
『ドラえもん』は、小学館の雑誌『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の6つの雑誌の1970年1月号で連載がスタートしました。
そのため、各雑誌の対象読者別に描き分けられた6種類の第1話が存在しますが、てんとう虫コミックス第1巻には『小学四年生』版を、加筆・修正したものが収録されています。
今回、ドラえもん50周年を記念して発売が決定した「0巻」には、その6種類の第1話を、当時の掲載時の状態ほぼそのままに収録されており、読み比べができる形となっています。
また、「0巻」には、「ドラえもん 伝説の予告ページ」も当時の状態で収録されています。これは、『ドラえもん』連載開始号の前号に掲載する予告ページの締切までに藤子・F・不二雄さんが作品のアイデアを思いつかず、「出た!」というフキダシで主人公の姿を描かずに告知したものと言われています。
加えて、藤子・F・不二雄さんによる伝説のドキュメンタリーまんが『ドラえもん誕生』もてんとう虫コミックスに初収録されています。
このほか、『ドラえもん』の連載が開始された当時の背景を解説する記事ページも満載です。
ドラえもん (0巻) (てんとう虫コミックス) 藤子・F・不二雄 (著) 6種類の「幻の第1話」が一堂に集結! 誕生50周年にちなみ、全6種類の「ドラえもん」第1話を初出バージョン&完全カラーで収録。しめ切りギリギリになってもタイトルも主人公も決まっていなかったという伝説の予告や、作者自身による創作秘話まんが「ドラえもん誕生」も新書判コミックス初収録!貴重な写真と資料でおくる巻末解説も充実! 【編集担当からのおすすめ情報】 |
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