『ドラえもんカラー作品集』電子版(全6巻)が配信開始! てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻にも『ドラえもんプラス』全6巻にも入っていない作品だけで構成
小学館は『ドラえもんカラー作品集』電子版(全6巻)を小学館eコミックストアほか各電子書籍サイトにて配信開始しました。
『ドラえもんカラー作品集』とは
『ドラえもんカラー作品集』全6巻は、カラー原稿で描かれた作品を集めたシリーズです。後からデジタル彩色をされたものとはちがい、どれも最初に雑誌に発表されたオリジナル原稿のときからカラーで描かれていたお話です。
<てんとう虫コミックス『ドラえもん』には未収録!>
『ドラえもんカラー作品集』は、てんとう虫コミックス『ドラえもん』全45巻にも、てんとう虫コミックス『ドラえもんプラス』全6巻にも入っていない作品だけで構成されています。
『藤子・F・不二雄大全集 ドラえもん』全20巻の中にはもちろん入っていますが、全集ではモノクロで収録されているので、これらの作品を発表当時のままのカラーで読めるのは、このシリーズだけです。
作者自身による「ドラえもん」本来のカラー!
1970年に学年誌(学年別学習雑誌)で連載が始まった「ドラえもん」は、それまでの白黒テレビの時代から、カラー放送が普通になったあたらしい時代に合わせ、最初から青い体に赤い首輪、黄色い鈴などカラーでデザインされたキャラクターでした。
赤いタイトル文字や黄色いバックが多かった学年誌のなかで目立つように考えたと、作者自身が後に語っています。
そんな「ドラえもん」本来のカラーが楽しめるシリーズがこの『ドラえもんカラー作品集』なのです。
すべて藤子・F・不二雄さんの指示の下で、筆を使って絵の具で塗られており、手作業によるぼかしや塗りむらなどには、独特の温かみや味わいがあります。
2色カラーの独特の味わい
現在のまんが雑誌等ではあまり見られませんが、当時よくあった2色カラー作品も独特の味わいのある世界です。通常のカラーと2色カラーが交替で描かれたり、通常カラーと1色(薄墨仕上げ)が交互に描かれたものなども、初出雑誌の雰囲気をそのまま伝えるオリジナル原稿でそのまま収録されています。
初期のカラーが楽しめる巻も!
『ドラえもんカラー作品集』第5巻は、1970年1月号の連載開始から数年以内の初期作品だけで構成した〈初期作品編〉です。てんとう虫コミックス『ドラえもん』第1巻に入っている第1話とは異なる第1話が読めるのも特徴です。
初期のドラえもんは、しっぽの先が赤ではなく青だったり、手足の丸い部分は全体に薄橙色で塗られており、しっぽを引っ張ると消えるなど、初期設定ならではの「ドラえもん」が当時のままのカラーで楽しめます。
多彩な巻末解説
『ドラえもんカラー作品集』各巻の巻末には、ドラえもんの色についてのひみつや、連載当時の時代背景など様々なテーマ解説も載っています。
ドラえもんカラー作品集(1) (てんとう虫コミックススペシャル) 藤子・F・不二雄 (著) 全作品てんとう虫コミックス未収録。1970~80年代に、学年誌にカラーで描かれた貴重な作品を、原稿に忠実な色で再現した、大好評シリーズです。 |
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