又吉直樹さん『劇場』を行定勲監督が実写映画化　山﨑賢人さん×松岡茉優さん出演『劇場』特報映像を公開

2020年1月17日 7:05 AM 映像化

又吉直樹さん著『劇場』

お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんのベストセラー『火花』に続く第二作目である小説『劇場』が、山﨑賢人さん主演、松岡茉優さん共演、行定勲さん監督にて実写映画化され、4月17日(金)にアニプレックス配給により公開されることが決定。特報映像も公開されました。

主演：山﨑賢人さん×ヒロイン：松岡茉優さん　芥川賞作家・又吉直樹さんが描く“初の恋愛小説”を行定勲監督が実写化！

作家・又吉直樹さんが芥川賞受賞作品となった『火花』より前に書き始めていた、作家の原点とも言える恋愛小説『劇場』。

“恋愛がわからないからこそ、書きたかった”と又吉さんが語る2作目は、劇作家を目指す主人公・永田と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希の、生涯忘れることができない7年間の恋を描いた恋愛小説です。

監督を務めるのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)、『ナラタージュ』(2017)等、時代ごとに新たな恋愛映画のマスターピースを贈り続けてきた行定勲監督。恋愛における幸せと背中合わせのどうしようもない葛藤や矛盾を真っ向から描きます。

主演を務めるのは、興行収入57億円を突破した『キングダム』の大ヒットの記憶も新しい、俳優・山﨑賢人さん。演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田を、撮影前に何度も監督とエチュードを重ね役を作り上げたといい、人生初のひげを生やしたという山﨑さんは、これまでに見たことのない表情で挑んでいます。

ヒロインを務めるのは、『万引き家族』(2018)で世界に認められた、若き実力派女優・松岡茉優さん。葛藤や迷いを抱えながらも、純粋に彼を愛そうとする健気な沙希を、儚くも愛しく演じています。

この度、行定勲監督作品ならではの映像美が織りなす、切なくも魂を震わせる、誰もが胸に秘める忘れられない恋を描いた本作『劇場』の公開日が4月17日（金）に決定。初解禁となる特報映像も公開されました。
今作で本格的に初共演し、恋人役を演じる山﨑さんと松岡さん。本映像は、演劇の世界で夢見る、山﨑さん演じる主人公の永田と、それを支える松岡さん演じる沙希が自転車で2人乗りし、同棲している部屋で仲睦まじく過ごすシーンからスタート。しかし、東京で夢を追いかける中で、厳しい現実に打ちのめされていく永田と、それを支えながらも葛藤していく沙希は徐々にぶつかりすれ違っていく。終盤での、松岡さん演じる沙希の涙ながらの「ごめんね」、そして、人生初の無精ひげを生やした山﨑さん演じる永田の「なんでこんな当たり前のことができなかったんだろうね」と、ポツリと涙をこぼす表情からは、不器用で切なすぎるふたりの恋愛模様が痛いほど伝わってくる映像となっています。

アクションやコメディと様々なジャンルで色んな表情を見せてきた山﨑さんが大人の本格ラブストーリーに初挑戦し、今までみせたことのない俳優としての新境地を開拓。男女がすれ違っていく過程での、ゆれる女心を見事に演じ切っている松岡さんにも注目です。

★特報映像：https://youtu.be/bKdVNkRfCl4

映画『劇場』概要　〔敬称略〕

■出演：山﨑賢人・松岡茉優

■監督：行定勲
■脚本：蓬莱竜太
■音楽：曽我部恵一

■原作：『劇場』（著：又吉直樹／新潮社）

■配給：松竹・アニプレックス

★公式サイト：https://gekijyo-movie.com
★公式twitter：https://twitter.com/gekijyo_movie

＜ストーリー＞

夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた―
演劇を通して世界に立ち向かう永田と、彼を支えたいと願う沙希。―それは、一生忘れられない恋。

中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田（山﨑）。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしまう。解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想。そのはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。

そんなある日、永田は街で、自分と同じスニーカーを履いている沙希（松岡）を見かけ声をかける。自分でも驚くほどの積極性で初めて見知らぬ人に声をかける永田。突然の出来事に沙希は戸惑うが、様子がおかしい永田が放っておけなく一緒に喫茶店に入る。女優になる夢を抱き上京し、服飾の大学に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。

お金のない永田は沙希の部屋に転がり込み、ふたりは一緒に住み始める。沙希は自分の夢を重ねるように永田を応援し続け、永田もまた自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いつつも、理想と現実と間を埋めるようにますます演劇に没頭していき―。

「一番　会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできなかったんだろうね。」