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村上春樹さん「螢」&オーウェル「一九八四年」を森泉岳土さんが漫画化

『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』

『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』

河出書房新社は、不朽の文学作品二篇を漫画家・森泉岳土さんが描く『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』(原作:村上春樹さん、ジョージ・オーウェル)を刊行しました。

 

森泉岳土さんが4年をかけて、運命の糸で結ばれた愛をめぐる二篇を漫画化

村上春樹さんの『螢』は1984年に刊行され、名作『ノルウェイの森』の原点となった作品として知られています。

G・オーウェルの『一九八四年』は1948年に執筆され、36年後の1984年の未来を予見した作品として、長く読み継がれてきました。作品で描かれる近未来の超監視社会、ディストピア世界は、2020年へ向かおうとする今、驚くほどリアルで、この先の世界へ警鐘を鳴らす予言の書としてますます注目されています。

 
森泉岳土さんは、『カフカの「城」他三篇』(2015年/河出書房新社)で世界の長篇小説・短篇小説をそれぞれわずか16頁の漫画作品として発表し、その比類なき作品力は、日本のみならず、世界からも高い評価を受けました。

その森泉さんが、構想から4年の歳月をかけて完成させたのが、『村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」』です。

作家をもうならせる驚異的な読解力と、圧倒的な画力で、「1984年」というキーワードにより“運命の糸”で結ばれた愛をめぐる名作二篇をみごとにマンガに生まれ変わらせています。

 
◆文教堂書店青戸店・青柳将人さん コメント
「生まれた国や時代、そして肌の色も異なる二人の作家が生み出した物語が、「今」という時代の空気を静かに震わせる。」

 

森泉岳土さん プロフィール

森泉岳土(もりいずみ・たけひと)さんは、1975年生まれ。特異な技法で描く注目のマンガ家。

著作に『祈りと署名』『夜よる傍に』『報いは報い、罰は罰』『セリー』の他、世界の名作をマンガ化した話題作『カフカの「城」他三篇』などがある。

 

村上春樹の「螢」・オーウェルの「一九八四年」
森泉岳土 (著), 村上春樹 (その他), ジョージ・オーウェル (その他)

2篇の名作を奇跡のマンガ化――世界で愛される村上春樹の恋愛小説「螢」と、超管理社会の予言書「一九八四年」!
解説・柴田元幸

 


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