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【第36回渋沢・クローデル賞】本賞は「該当作なし」 奨励賞に石川学さんと梅澤礼さん

公益財団法人「日仏会館」は、第36回(2019年度)渋沢・クローデル賞(日本側)の受賞者を発表しました。

 

第36回(2019年度)渋沢・クローデル賞(日本側)が決定!

第36回渋沢・クローデル賞の受賞者は、次の通り決定しました。なお、授賞式は7月5日(金)16時から日仏会館ホールにて開催されます。

 
■本賞
該当作なし

 
■奨励賞

◎石川 学さん(慶應義塾大学専任講師)
『ジョルジュ・バタイユ 行動の論理と文学』(東京大学出版会)

◎梅澤 礼さん(富山大学准教授)
『囚人と狂気 一九世紀フランスの監獄・文学・社会』(法政大学出版会)

 
審査委員は、廣田功さん、川出良枝さん、工藤庸子さん、三浦篤さん、三浦信孝さん、中地義和さん、澤田直さん、篠田勝英さん、山元一さん。

なお、フランス側は、シモン・エベルソルトさんの論文「偶然と共同―日本の哲学者、九鬼周造」が受賞しています。

 

渋沢・クローデル賞とは

公益財団法人日仏会館が1984年に創立60周年を迎えたのを機に、創立者である渋沢栄一とポール・クローデルの二人を記念して、同会館と毎日新聞社との共催で、渋沢・クローデル賞が創設されました。これは日仏両国において、それぞれ相手国の文化に関してなされたすぐれた研究成果に対して贈られます。なお、2008年度より、読売新聞社が毎日新聞社に代わり共催に加わっています。在日フランス大使館が後援、渋沢栄一記念財団、帝京大学が協賛。

両国でそれぞれ1名が受賞し、受賞者には日本・フランス間往復航空券と、相手国での一ヶ月間の滞在費が贈呈されます。

 

ジョルジュ・バタイユ: 行動の論理と文学
石川 学 (著)

第7回東京大学南原繁記念出版賞受賞作

緊迫の20世紀を生きたジョルジュ・バタイユの思想を、「行動」と「文学」という視点から捉え直す。彼の積極的な政治活動を支えた精緻な「行動の論理」とは。第二次世界大戦を経て変化していく思索の跡を著作の丹念な読解を通してたどり、政治、文学、学知が密接に結びついたその思想の全体像を明らかにする。

囚人と狂気: 一九世紀フランスの監獄・文学・社会
梅澤 礼 (著)

1843年、七月王政下の議会に提出された監獄法案は、少年と老人を除く全囚人を独房に収監するというものだった。囚人の社会復帰をめざす理想の監獄とその挫折をめぐって、新聞や学術論文、議事録、回想録や文学作品に表れた多様な論争的言説を掘り起こし、独房で精神を病んだ囚人が〈非理性〉や植民地へと追放されてゆく過程をたどる。犯罪と近代文学成立をめぐる表象文化研究の稀少な成果!

 
【関連】
第36回渋沢・クローデル賞(2019年度)日本側発表 – 日仏会館

 


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