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降田天さん第71回日本推理作家協会賞受賞作『偽りの春』刊行 あなたは5回、必ずだまされる!

降田天さん第71回日本推理作家協会賞受賞作『偽りの春』刊行

降田天さん第71回日本推理作家協会賞受賞作『偽りの春』刊行

KADOKAWAより、昨年の第71回日本推理作家協会賞「短編部門」受賞作を収録した、降田天さんの短編集『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』が刊行されました。

 

日本推理作家協会賞審査員が絶賛の短編が刊行!

表題作で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作の「偽りの春」は、同賞の選評にて、『新宿鮫』の大沢在昌さんが「だまされる快感を味わった」とうなり、「百舌シリーズ」の逢坂剛さんが「筆力は、並みのものではない」と称賛した作品です。

同作を含む書籍『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』は、かつて捜査一課の刑事として活躍していたが、いまは交番に勤務する狩野雷太が、5人の「容疑者」と対峙する連作短編集です。

 
■『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』の内容

高齢者詐欺グループのリーダー・光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功したと思われたそのとき、1人の警察官が彼女に声を掛けてくる――。「落としの狩野」と言われた刑事を主人公に、人々の一筋縄ではいかない情念を描く、日本推理作家協会賞受賞作「偽りの春」収録、心を震わすミステリ短編集。

<初出>
◎「鎖された赤」  :『小説 野性時代』2017年3月号
◎「偽りの春」   :『小説 野性時代』2017年8月号
◎「名前のない薔薇」:書き下ろし
◎「見知らぬ親友」 :書き下ろし
◎「サロメの遺言」 :書き下ろし

 

著者の「降田天」さんはプロット担当の萩野瑛さんと執筆担当の鮎川颯さんによる作家ユニット

写真:ホンゴユウジさん

写真:ホンゴユウジさん

■降田天(ふるた・てん)さん プロフィール

ペンネームの「降田天」は、執筆担当の鮎川颯(あゆかわ・そう)さんとプロット担当の萩野瑛(はぎの・えい)さんによる作家ユニット。

少女小説作家として活躍後、『女王はかえらない』で第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、降田天名義でのデビューを果たす。

他の著書に『匿名交叉』(文庫化に際して『彼女は戻らない』に改題)、『すみれ屋敷の罪人』がある。「偽りの春」で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。

 

偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
降田 天 (著)

卓越した筆力で選考委員をうならせた、第71回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞作!

 
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