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【第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞】大賞は「該当作なし」 優秀賞に北海銀さん『血の配達屋さん』

第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞が決定!

第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞が決定!

KADOKAWAは4月22日、第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞の選考結果を発表しました。

 

第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞が決定!

第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、4月19日午後5時より「紀尾井 なだ万」にて選考会が開催され、応募総数436作品の中から最終選考に残った5作品について、選考委員の審査により次の通り受賞作が決定しました。

 
■大賞(正賞:金田一耕助像 副賞:賞金500万円)
該当作無し

■優秀賞(副賞:賞金30万円)
北海銀(ほっかいぎん)さん『血の配達屋さん』

■読者賞(正賞、副賞ともになし)
滝川さり(たきがわ・さり)さん『お孵(かえ)り』
※一般から選ばれたモニター審査員により最も多く支持された作品に与えられます。

 
選考委員は、綾辻行人さん、有栖川有栖さん、黒川博行さん、辻村深月さん、道尾秀介さん。

選考委員近影 撮影:ホンゴユウジさん(有栖川さんを除く)

選考委員近影 撮影:ホンゴユウジさん(有栖川さんを除く)

選評は6月12日発売の『小説 野性時代』7月号に掲載される予定です。
また優秀賞受賞作は、KADOKAWAより10月末に刊行される予定(刊行形態は未定)です。

 

第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 受賞作について

【優秀賞】『血の配達屋さん』

母が家を出てしまった。都市の快適な生活と家族を捨てて、北海道の片田舎に逃げたのだ。母がいなくなってから、父はひねくれて自暴自棄になり、妹は不良になった。大学生の自分は母を説得して家に連れ戻すために、冬の北海道へと赴いた。母は過疎地域の町で、一人で暮らしていた。頑固で意地悪な老人たちしかいない漁師町だ。自分はその町を散歩中に、奇怪な生物と出くわした。窪地に落ちると、そこは犬猫の死骸だらけで、さらにその死骸が動いている。岬の先端部に赤茶けた納屋を見つけて興味本位で見ていたら、母と老人たちがやってきて、中で怪しげなことをやり始めた──。
異様な雰囲気のこの町に隠されているものは、いったい何なのか。そして母が抱えている秘密とは?

<著者略歴> 北海銀(ほっかいぎん)さん ※ペンネーム
1969年2月13日生まれ。50歳。男性。北海道釧路市出身、在住。
北海学園大学法学部卒業。現在自営業。

 
【読者賞】『お孵(かえ)り』

結婚のあいさつのため、婚約者である乙瑠の故郷を訪れた佑二。しかし、そこは生まれ変わりの伝説がある山深い村だった。乙瑠の親族を含む村人は皆、《太歳様》と呼ばれる転生を司る神を崇めている。その狂信ぶりと奇妙な風習を垣間見た佑二は、今後村に近寄らないという条件付きで乙瑠と入籍する。だが妊娠した乙瑠は子供を村で産みたいと言いだし、渋々佑二は彼女の里帰り出産を了承する。
ある日佑二は、サークルの後輩だった麻織と再会する。麻織はオカルト方面に詳しく、乙瑠の故郷の村についても知っていた。そこで佑二は、生まれ変わりの実例と、太歳を信仰する村の凶行について知ってしまう。さらに村は、乙瑠と2人の子供である一実を返さないと言い出し……!?

<著者略歴> 滝川さり(たきがわ・さり)さん ※ペンネーム
1992年6月3日生まれ。26歳。男性。兵庫県神戸市出身、芦屋市在住。
兵庫県立大学経済学部卒業。現在大学職員。

 

横溝正史ミステリ&ホラー大賞について

横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、KADOKAWAの新人文学賞として、ともに四半世紀以上の歴史を持つ「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」を統合し、ミステリとホラーの2大ジャンルを対象とした新たな新人文学賞として2018年2月に創設(横溝正史ミステリ大賞の回数を通算し、第39回からとしています)。

50余年にわたり推理・探偵小説を精力的に執筆し続け、また怪奇・ホラー小説にも親和性が高い横溝正史さんの名を冠し、エンタテインメント性にあふれた、新たなミステリ小説またはホラー小説を公募する文学賞です。

対象となるのは、広義のミステリ小説、又は、広義のホラー小説。年齢・プロアマは不問。ただし未発表の作品に限ります。原稿は、40字×40行で50枚以上175枚以内。手書き原稿は、400字詰め原稿用紙200枚以上700枚以内。

 
【関連】
結果発表|第39回横溝正史ミステリ&ホラー大賞 最終選考候補作|KADOKAWA

 


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