【第23回手塚治虫文化賞】マンガ大賞に有間しのぶさん『その女、ジルバ』 新生賞は山田参助さん『あれよ星屑』
朝日新聞社は4月21日、第23回手塚治虫文化賞の受賞作品・受賞者を発表しました。
第23回手塚治虫文化賞が決定!
第23回手塚治虫文化賞の各賞が、次の通り決定しました。
■マンガ大賞(年間のベスト作品)
有間しのぶ(ありま・しのぶ)さん
『その女、ジルバ』 (小学館)
■新生賞(斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者)
山田参助(やまだ・さんすけ)さん
『あれよ星屑(ほしくず)』 (KADOKAWA)で、歴史の光と闇、人間の欲や業を鮮烈に描いた力量に対して
■短編賞(短編、4コマ、1コマなどが対象)
小山健(こやま・けん)さん
『生理ちゃん』(KADOKAWA)
■特別賞(マンガ文化の発展に寄与した個人・団体)
さいとう・たかをさん
代表作『ゴルゴ13』の連載50年達成と、長年にわたるマンガ文化への貢献に対して
選考委員は、秋本治さん(漫画家)、杏さん(俳優)、桜庭一樹さん(小説家)、里中満智子さん(漫画家)、中条省さん(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、南信長さん(マンガ解説者)、みなもと太郎さん(漫画家・マンガ研究家)、ヤマダトモコさん(マンガ研究者)、朝日新聞社常務取締役編集担当、朝日新聞東京本社文化くらし報道部長。
贈呈式は6月6日(木)午後6時から東京・築地の浜離宮朝日ホール(音楽ホール)で開催されます。限定グッズを会場で販売予定。300人を無料招待。
★申し込みページ:http://t.asahi.com/tezuka6
手塚治虫文化賞について
手塚治虫文化賞は、日本のマンガ文化の発展・向上に大きな役割を果たした手塚治虫さんの業績を記念し、手塚さんの志を継いでマンガ文化の健全な発展に寄与することを目的に、朝日新聞社が1997年に創設したものです。
昨年刊行された単行本(シリーズ作品も含む)を対象に、8人の社外選考委員によるポイント投票(持ち点15点、最高5点は1作品のみに配点可)と、書店員・マンガ関係者による推薦をもとに10作品が選ばれました。
もっとも優れた作品に与えられる「マンガ大賞」のほかに、清新な才能を顕彰する「新生賞」と、短編・4コマ・1コマなどを対象とする「短編賞」、マンガ文化の発展に寄与した個人・団体に贈る「特別賞」があります。
受賞者には、鉄腕アトム像と賞金(大賞200万円/その他100万円)、賞状が贈られます。
その女、ジルバ(1) (ビッグコミックス) 有間しのぶ (著) 伝説のママ・ジルバの店 BAR OLD JACK & ROSE――― |
あれよ星屑 1巻 (ビームコミックス) 山田 参助 (著) 敗戦から1年あまり。ぼろぼろに焼け落ちた東京で、酒浸りの暮らしをしていた川島徳太郎は、かつて死線を共にした戦友・黒田門松に再会し……。その非凡なる画力に、同業者からも熱烈な賛辞を受ける、異色の漫画家・山田参助が挑む初の長編作。 |
生理ちゃん 小山 健 (著) 共感の嵐を巻き起こす生理ちゃん、ついについに単行本化! 「大変なのを生理のせいにできないから大変なんです」 イタイ、ツライ、メンドクサイを吹き飛ばすほど、笑って泣けちゃう大傑作! |
ゴルゴ13 192 軍隊を持たぬ国 (SPコミックス) さいとう・たかを (著) 軍隊を持たない国アイスランドで中国人の大規模な土地買収が始まる。中国軍による実効支配が目的だったのだが…傑作2編収録! |
【関連】
▼手塚治虫文化賞 | 朝日新聞社インフォメーション
▼「第23回手塚治虫文化賞」贈呈式に読者300人ご招待(応募ページ):朝日新聞アンケート
◆「第27回手塚治虫文化賞」マンガ大賞最終候補8作品が決定 | 本のページ
◆『うちらきっとズッ友』刊行記念!谷口菜津子さんサイン会を開催 | 本のページ
◆「第26回手塚治虫文化賞」受賞記念!サイン入り全巻セットや描き下ろしイラスト(複製画)プレゼントキャンペーンを開催 | 本のページ
◆【第51回日本漫画家協会賞】野田サトルさん『ゴールデンカムイ』と塵芥居士さん『丁寧な暮らしをする餓鬼』が大賞を受賞 文部科学大臣賞にさいとう・たかをさん&さいとう・プロダクション | 本のページ