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矢部太郎さん「手塚治虫文化賞」短編賞受賞作『大家さんと僕』が文庫化 文庫解説は瀬尾まいこさん

芸人・矢部太郎さんの漫画家デビュー作にして、累計135万部を突破、「第22回手塚治虫文化賞」短編賞を受賞したマンガ『大家さんと僕』が文庫化され、新潮文庫より刊行されました。

また、『大家さんと僕』の続編にして感動の完結編『大家さんと僕 これから』は7月下旬に2か月連続文庫化予定です。

 

矢部太郎さんの大ヒットほっこりマンガ『大家さんと僕』待望の文庫化!

NHK大河ドラマ「光る君へ」の乙丸役でも話題を呼んでいる、芸人・矢部太郎さん。
近刊『プレゼントでできている』をはじめ漫画家としても活躍中の矢部さんの、デビュー作にして大ベストセラーとなったマンガ『大家さんと僕』が、このたび文庫化されました。

 
2017年に発表した『大家さんと僕』は、大家のおばあさんと、その家の2階を間借りしている芸人の「僕」の、ちょっと変わった“二人暮らし”を描くほっこり日常マンガです。

刊行以来じわじわ人気を広げ、2018年には手塚治虫文化賞短編賞受賞の快挙を達成。現在までになんと、シリーズ累計135万部を突破しました。

 
文庫特典には、矢部さん描き下ろしのカラーイラスト8点を収録。

さらに、解説を作家の瀬尾まいこさんが寄稿しています。

「笑っているはずなのに心がほんのり温かくなったり、笑っているはずなのにどことなくしんみりしたり」
「この日々が終わるのが嫌で、ゆっくりゆっくり読み進めました」
と、瀬尾さんの温かい言葉も是非一緒にご堪能ください。

 
【本書の内容】

都内にある木造2階建て一軒家。1階に大家のおばあさんが住み、2階を芸人の「僕」が間借り生活中。上品な大家さんの挨拶は「ごきげんよう」、好きなものは伊勢丹とNHKと羽生選手。誕生日にはおはぎにロウソクでお祝いをし、強風の日には飛ばされないよう支え合ってランチへ……。日本中がほっこり泣いて笑った、手塚治虫文化賞短編賞受賞の大ヒット日常マンガ。カラーイラスト8P収録!

 

文庫化について、矢部太郎さんからのメッセージ

小さな〈大家さん〉と〈僕〉がもっと小さな掌サイズになりました。
「『大家さんと僕』が新潮文庫になります」とお聞きして、とても嬉しかったです。
でも、少しだけさみしい気持ちもありました。単行本の形でたくさんの方に、大家さんにも読んでいただいていたからかもしれません。
文庫には、もう一度僕が「大家さんと僕」と出会うようにカラーでいくつか絵を描いてみました。
あらたに瀬尾まいこさんが読んで素敵な解説をお書きくださいました。
もう一度、あらたに、そう思うと少しさみしくないです!
よろしくお願いいたします。

 

著者プロフィール

矢部太郎(やべ・たろう)さんは、1977(昭和52)年生まれ、東京都出身。芸人・漫画家。1997(平成9)年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。

2018(平成30)年、初めて描いた漫画『大家さんと僕』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。他の著書に『大家さんと僕 これから』『「大家さんと僕」と僕』(共著)『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』『プレゼントでできている』などがある。

 

大家さんと僕
矢部 太郎 (著)

 
【関連】
矢部太郎『大家さんと僕』特設サイト

 


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