本のページ

SINCE 1991

【第50回講談社絵本賞】五味太郎さん『つくえはつくえ』が受賞 特別賞にいもとようこさん

【第50回講談社絵本賞】五味太郎さん『つくえはつくえ』が受賞

【第50回講談社絵本賞】五味太郎さん『つくえはつくえ』が受賞

講談社は3月29日、第50回講談社絵本賞の受賞作および同・特別賞の受賞者を発表しました。

 

講談社絵本賞について

「講談社絵本賞」は、昨年まで開催されていた講談社出版文化賞の一部門「絵本賞」を引き継ぎ、絵本において新分野を開拓し、質的向上に寄与した優秀な作品に対して贈呈される絵本賞です。

また「講談社絵本賞 特別賞」は、講談社創業110周年記念事業のひとつとして、長年にわたって絵本文化の普及発展に多大な寄与をした人物に対して贈呈される賞です。

 
なお、昨年まで開催されていた講談社出版文化賞は、1970年(昭和45年)に講談社が創業60周年記念事業の一環として創設。さしえ賞(挿絵)、写真賞(写真)、ブックデザイン賞(装幀)、絵本賞(絵本)の4部門で構成されていました。
4部門のうち、写真賞・さしえ賞・ブックデザイン賞については、前回で終了となり、絵本賞は「講談社絵本賞」と改称し、引き続き単独で運営されることとなりました。

 

第50回講談社絵本賞の受賞作が決定!

第50回講談社絵本賞および同・特別賞の受賞作品・受賞者は次の通りです。

 
■第50回講談社絵本賞
五味太郎(ごみ・たろう)さん
『つくえはつくえ』(偕成社)

 
第50回講談社絵本賞 特別賞
いもとようこさん

 
講談社絵本賞を受賞した五味太郎さんは、1945年生まれ。東京出身。工業デザインの世界から絵本の創作活動にはいり、ユニークな作品を数多く発表。子どもからおとなまで、幅広いファンを持ちます。著作は350冊をこえ、多くの絵本が世界各国で翻訳されています。代表作に『きんぎょがにげた』『みんなうんち』『言葉図鑑』『さる・るるる』など。
★五味太郎ホームページ:http://www.gomitaro.com/index.html
★五味太郎アネックス:http://www.gomitaro-annex.com/index.html

 
特別賞を受賞したいもとようこさんは、1944年生まれ。兵庫県出身。金沢美術工芸大学卒業。『ねこのえほん』『そばのはながさいたひ』で1985年度・1986年度のボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続で受賞。翌年には『いもとようこ うたの絵本Ⅰ』で同グラフィック賞を受賞。
★公式サイト:http://www.imoto-yoko.co.jp

 
五味さんといもとさんにはそれぞれ、賞状と記念品および副賞として100万円が贈られます。

講談社絵本賞の選考委員は、きたやまようこさん、高畠純さん、武田美穂さん、長谷川義史さん、もとしたいづみさん。特別賞は、講談社絵本賞実施委員会。

 

つくえはつくえ
五味 太郎 (著, イラスト)

「なんだか つくえ せまい きがする」
「ひろい つくえを つくって やろう! 」
お父さんが作ってくれたつくえは、とても広い気がするつくえでした。たしかに広い。ちょっと広すぎ……?? なにしろ広いから、なにをしてもだいじょうぶ! でもそのうち……

こんなやばいつくえ、はじめて見たかも! お父さんと子どものかけあいも楽しい絵本。

 
【関連】
2019年度 第50回「講談社絵本賞」決定のお知らせ〔PDF〕

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です