絵本作家・五味太郎さん初のエッセイ&写真集『6Bの鉛筆で書く』が刊行
絵本作家・五味太郎さん初のエッセイ&写真集『6Bの鉛筆で書く』がブロンズ新社より刊行されました。
絵本界のレジェンドが今思う、書くこと、そして撮ること
本書は、『らくがき絵本』や『きんぎょが にげた』(福音館書店)などこれまで400冊以上の絵本を描き続け第一線で活躍する絵本作家、五味太郎さん初のエッセイ&写真集です。
70代の半ばを迎えた五味さんが今感じる、何気ない日常のこと、現代社会への違和感、人生観などを35篇の長短のエッセイに凝縮しています。
またこの20年間、五味さんが世界を旅して撮った写真53点も収録。160ページにわたる思索に満ちたエッセイと静謐な写真から、「五味太郎」の新たな魅力が伝わる一冊です。
遊び心と鋭い視点、深くてユーモラスな世界を存分にお楽しみください。
<本書「あとがき」より>
小さな文章を書いてみる愉しみというやつは、もしかしたら散歩に似ているのかも知れないと、ふと思った。
町内ではなく脳内をぶらぶらすることなんだ、僕にとって文章を書くっていう作業は、どうやら。
それが何となく快いし、ちょっと必要なんだとも思う。
本書の目次(抜粋)
遠くの音
歌舞伎
音楽と絵
蕪村
身体
写真機
抗う
S.モンク
ヴィンテージ
眠る
夜の高速道路
講演会
崩壊
ラジオとかPCとか
着ぐるみ
気分の選択
顔
オーボエあるいはジャコメッティ
鉛筆削り器
絵、そして文字
つまらなくなる
洗う
…など
著者プロフィール
著者の五味太郎(ごみ・たろう)さんは、1945年生まれ。東京都出身。子どもから大人まで幅広いファン層を持つ絵本作家。
著作は400冊近くあり、海外で150タイトル以上が翻訳出版されている。
6Bの鉛筆で書く 五味太郎 (著) 五味太郎のESSAY&PHOTO。書くこと、そして撮ること。「6Bの鉛筆で書く手紙かな」いつも五味太郎の傍らにある、6Bの鉛筆。ある時ペンで書くべき手紙を、鉛筆で書いたことにふと気づいて詠んだ俳句です。その鉛筆で書き下ろした、作家が見てきた世界、画家だからこそ気づく人生の出来事。絵本界のレジェンドによる味わい深い文章が35篇の長短エッセイに凝縮されました。世界を旅して撮りつづけてきた写真50点を収録。 |
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