【第75回日本芸術院賞】荒川洋治さん、松浦寿輝さんらが受賞 荒川さんは恩賜賞も
日本芸術院は3月22日、優れた芸術活動を表彰する「2018年度(第75回)日本芸術院賞」の受賞者を発表しました。
2018年度日本芸術院賞および恩賜賞が決定!
2018年度日本芸術院賞および恩賜賞は、「第一部(美術)」「第二部(文芸)」「第三部(音楽・演劇・舞踊)」で構成され、「第二部(文芸)」の受賞者は次の通りです。
■日本芸術院賞
<詩・評論> 荒川洋治(あらかわ・ようじ)さん
<小説・詩・評論> 松浦寿輝(まつうら・ひさき)さん
■恩賜賞
<詩・評論> 荒川洋治(あらかわ・ようじ)さん
荒川洋治さんは、「処女詩集『水駅』以来、優れた詩集を持続的に刊行するとともに、充実した詩論を展開した業績」を、松浦寿輝さんは「小説、詩、評論など多くの領域において、高度の水準に達した作品を創造し続けた業績」を評価されての受賞となりました。
なお、今回の受賞者は他に、真神巍堂さん(書)、池川 直さん(彫塑)、並木恒延さん(工芸)、亀井忠雄さん(能楽)、野平一郎さん(作曲・ピアノ・指揮)、宮城能鳳さん(組踊)。真神巍堂さん、亀井忠雄さんは恩賜賞も受賞。
日本芸術院賞および恩賜賞について
日本芸術院賞は、芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関「日本芸術院」が主催し、会員以外の者で、卓越した芸術作品と認められるものを制作した者及び芸術の進歩に貢献する顕著な業績があると認められる者に対して授与する賞です。なお、戦前は帝國藝術院賞と呼ばれていました。
また、恩賜賞は日本芸術院賞を受賞した者の中から特に選ばれて贈られる賞です。
恩賜賞には賜品が、日本芸術院賞には賞状・賞牌・賞金が贈られます。授賞式は、天皇・皇后の行幸啓を仰ぎ、毎年6月に挙行されます。
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