【訃報】児童文学作家・イラストレーターのエムナマエさんが死去 「全盲のイラストレーター」として知られる
イラストレーターで児童文学作家のエムナマエ(えむ・なまえ=本名:生江雅則〔なまえ・まさのり〕)さんが3月6日、心不全のため東京都内の病院で死去しました。70歳。東京都出身。葬儀は近親者で済ませました。後日、お別れの会を開く予定。喪主は妻のきみ枝さん。
エムナマエさんは、1948年生まれ。1970年、慶應義塾大学法学部在学中にイラストレータとしてデビュー。1973年、慶應義塾大学法学部中退。1986年に糖尿病の合併症で失明し、作家に転身。1989年、初の長編童話『UFOリンゴと宇宙ネコ』で児童文芸新人賞を受賞。1990年に全盲ながらイラストレータとして活動を再開。1992年、サンリオ美術賞を受賞。1998年、ニューヨーク個展が認められ、全米最大手の子供服メーカー「カーターズ」と社外アーティストとして契約(ジョン・レノンに次いで二人目)。著書に、『あしたのねこ』『ざっくり ぶうぶう がたがた ごろろ』『とんでけホルモ』『世界でいちばん長い夜』『やっぱり今がいちばんいい』『失明地平線』『夢の力』など。
失明地平線―絶望からの贈り物・光 ぼくは失明してよかった、生まれてきてよかったと、心の底から思えるのです-。失明した画家が「人生の夢」をかなえた、「世にも不思議な物語」を伝える。月刊糖尿病ライフ『さかえ』連載に、加筆修正して上梓。 |
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▼エム ナマエ公式サイト
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