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現代詩の担い手・最果タヒさんが横浜美術館で「最果タヒ 詩の展示」開催 「氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。」

現代詩の担い手・最果タヒさんが横浜美術館で「最果タヒ 詩の展示」開催

現代詩の担い手・最果タヒさんが横浜美術館で「最果タヒ 詩の展示」開催

有望な若手アーティストを紹介する横浜美術館による若手作家支援展「New Artist Picks(NAP)」シリーズでは、2018年度は、言葉を用いて多種多様な表現活動をおこなう作家・最果タヒさんを取り上げた「最果タヒ 詩の展示」を開催します。

 

横浜美術館による若手作家支援展に、現代詩の担い手 最果タヒさんが登場!

最果タヒさんは、中学生の頃からウェブ上で言葉を発表し始め、その後2007 年に第一詩集を刊行。詩壇から高い評価を得る一方、インターネットやSNS を通した活動により、それまで詩に親しむことのなかった層をもファンに取り込み、大きな注目を集めています。

また、近年では美術展への参加や、空間を使った言葉の発表を積極的に試みており、その活動はひとつの表現形態に留まらない多彩な展開を見せています。

 
最果さんにとって美術館での初の個展となる本展では、作品と作品を受け取る側が相互作用的に響きあうことを重視する最果さんの創作を、新作のインスタレーションとして発表します。鋭い感性で私たちの日常を揺さぶる最果さんの言葉が展開されます。

 

「最果タヒ 詩の展示」 開催概要

■会期:2019年2月23日(土)~3月24日(日)

■会場:横浜美術館 アートギャラリー1、Cafe 小倉山、美術情報センター

■開館時間:11時~18時
※Cafe 小倉山は10時45分~18時
※2019年3月2日(土)は20時30分まで

■休館日:木曜日、3月22日(金) ※*ただし、3月21日(木・祝)は開館

■観覧料:無料

■主催:横浜美術館[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
■助成:公益財団法人野村財団
■協力:株式会社リトルモア、有限会社mother tool、Cafe 小倉山
■出品協力:株式会社マイナビ出版

★展覧会ウェブサイト:https://yokohama.art.museum/exhibition/index/20190223-526.html

 

最果タヒさん プロフィール

最果タヒ(さいはて・たひ)さんは、1986年生まれ。2006年、現代詩手帖賞を受賞。2007年、第一詩集『グッドモーニング』(思潮社)刊行、同作で中原中也賞を受賞。2014年、詩集『死んでしまう系のぼくらに』(リトルモア)刊行、同作で現代詩花椿賞を受賞。2016年、詩集『夜空はいつでも最高密度の青色だ』(リトルモア)刊行、同作は2017年に映画化(監督:石井裕也さん)。『愛の縫い目はここ』(リトルモア/2017年)により詩集三部作が完結。

2014年~2016年には『Web Designing』誌とのコラボレーションにより、詩とデジタル技術を融合させた「詩句ハック」シリーズを発表。また、清川あさみさんとの共著『千年後の百人一首』(リトルモア/2017年)では、百人一首を詩のかたちで現代語訳する試みを行った。最新の詩集に『天国と、とてつもない暇』(小学館/2018年)がある。

 
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