イラストレーター〈死後くん〉さん初の絵本『ごろうのおみせ』原画展が渋谷で開催〔~3/3〕
人気イラストレーター・死後くんさん初の絵本『ごろうのおみせ』が昨年12月に刊行されましたが、これを記念して、2月18日から東京・渋谷のSPBS本店にて、同書の原画展が開催中です。
小学校やめた!自由な不登校児を描いた絵本『ごろうのおみせ』の原画展が開催!
雑誌『POPEYE』の巻末マンガ『ジョン&ポール』、NHKの番組『おやすみ日本』の「眠いい昔話」などで活躍中のイラストレーター<死後くん>さん。かわいかったり、シュールだったり、独特の世界観で人気を博しています。
その死後くんさんが、初めて描いた絵本『ごろうのおみせ』の刊行を記念し、東京・渋谷のSPBS本店にて、原画展が開催されています。
「あるひ ごろうは しょうがっこうを やめた
しょうがっこうを やめて みせをひらいた」
唐突なことばで始まるこの物語は、いったいぜんたいどこへ向かうの……?
かわいい色合いとはうらはらに、絵本から飛び出しそうな勢いで動き回るごろうの躍動感!
ぜひ原画でお楽しみください。
『ごろうのおみせ』原画展 開催概要
■会期:2019年2月18日(月)~3月3日(日)
■時間:11:00~23:00(日曜11:00~22:00)※最終日は18時まで
■会場:SPBS本店内ギャラリースペース
◎住所:東京都渋谷区神山町17-3 テラス神山1F
◎TEL:03-5465-0588
■入場料:無料
★詳細URL:https://www.shibuyabooks.co.jp/event/4471/
死後くんさん プロフィール
死後くん(しごくん)さんは、昭和52年生まれ。愛知県出身。東京在住。蟹座。
河出書房新社「ごきげん文藝」シリーズ、『海辺の週刊大衆』『天久聖一の世論島』ほか、ファッション、カルチャー雑誌の挿絵などなど、紙媒体をはじめ、TV、Webでも活躍中。
著書に漫画『I My モコちゃん』(玄光社)がある。
不登校? それとも自由人? こんな生き方、憧れちゃうかも――。『ごろうのおみせ』の紹介
ごろうは、自分で勝手に小学校をやめてしまい、謎のお店をはじめてしまう、とんでもない子ども。
世間的なことばで言うと、「不登校」ということになりますでしょうか。
でも、この物語のごろうは、そんな言葉を軽々と超越しています。自分の意志で動くこと、好きなことをとことんやること、一人でも飄々と生きていくこと。そのバイタリティ、クリエイティビティは、まさに「自由人」!
フツウに学校に通ったり、仕事をしていても、どこかで、こういう自由さに憧れる人は多いのでは。
集団生活が苦手な子どもは、どこにでもいます。
人と一緒より、1人でいる方が性に合っているという人は、大人にも多いことでしょう。
そんな子ども、大人に、自由な生き方があることを伝える、希望あふれる絵本です。
<作者・ごろうさん プロフィール>
作者の「ごろう」さんは、年齢不詳の謎の覆面作家。
本書に掲載されているプロフィールによりますと……。
京都府在住。昭和54年、調布市立北ノ台小学校入学。蟹座。好きな本は、福永信『アクロバット前夜』、福永信『コップとコッペパンとペン』、福永信『星座から見た地球』、福永信『一一一一一』、福永信『星座と文学』、福永信『三姉妹とその友達』、福永信による文と構成『こんにちは美術』、福永信編のアンソロジー『小説の家』。とありますが、果たしてその正体は……(ヒント多すぎですけど、ナイショ!)。
あるひごろうはしょうがっこうをやめてみせをひらいた。でも、うるものがないかららくがきをした。マジックでかいた○。そしたらそれがどんどんうれる。だからどんどんかく。ごろうのおみせはだいはんじょう。でもあるとき…。
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