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樹木希林さん名言集『樹木希林 120の遺言』が発売初日に重版 累計15万部に

『樹木希林 120の遺言』(宝島社)

『樹木希林 120の遺言』(宝島社)

宝島社は、故・樹木希林さんの生前の言葉をまとめた書籍『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』を2019年1月28日に刊行しました。

同社では、樹木希林さんの名言が話題となっていることを受け、初版は異例の10万部を発行しましたが、発売前から予約が殺到したため、さらに発売初日に5万部の重版を決定。累計発行部数は15万部となりました。

『樹木希林 120の遺言』(宝島社)

『樹木希林 120の遺言』(宝島社)

 
本書は、『NHKスペシャル「“樹木希林”を生きる」』や、朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」のインタビューほか、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、多岐にわたるメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選。『寺内貫太郎一家』について語った1974年の対談から2018年に亡くなるまでの120の言葉を収録し、本書でしか読むことのできない名言が満載です。

仕事、家族、夫婦関係、生きることと死ぬことについて……。誰もが人生で直面する「壁」をどう乗り越えればいいのか―― 。
 <ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの率直な言葉には、樹木さんの人となり、そして人生哲学が詰まっています。

樹木さんが1歳ぐらいのときに撮影されたご両親との写真、内田裕也さん・也哉子さんとの記念館での写真、娘夫婦・孫との家族写真など、女優としてだけでなく女性として、母として、祖母としての樹木さんの姿を垣間見ることのできる貴重な写真も収録。

装丁は鈴木成一さん。まえがきは、生前樹木さんと親交のあった養老孟司さんが書かれています。

 
編集者コメント
「本書は樹木さんが弊社の企業広告にご出演いただいたことが縁となり、実現した企画です。
テレビ映像、新聞、雑誌、一般向けでない フリーペーパーにまで目を通し、時間をかけて言葉を選びました。数ある言葉のなかでも、樹木さんの本質的な部分が伝わるメッセージを選んだつもりです。
人生とは、幸せとは、大人になるとは、ということを考えるヒントになればと思います。」

 

樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)
紹介
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」

女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。

生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、
声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」

また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。

▼――本書に収録した<言葉>より

◯ときめくことは大切。
自分が素敵になれば、
それに見合った出会いも訪れるものです。

◯どうぞ、物事を面白く受け取って
愉快に生きて。
あんまり頑張らないで、
でもへこたれないで。

◯一人でいても二人でいても、
十人でいたって寂しいものは寂しい。
そういうもんだと思っている。

◯嫌な話になったとしても、
顔だけは笑うようにしているのよ。

◯本物だからって
世の中に広まるわけじゃないのよ。
偽物のほうが広まりやすいのよ。

◯籍を入れた以上、引き受けていくしかない。
夫の中には今も、純粋なもののひとかけらがみえるから。

◯がんがなかったら、私自身がつまらなく生きて、つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった。

◯病気になったことでメリットもあるんですよ。
賞を取っても、ねたまれない。少々口が滑っても、おとがめなし。
ケンカをする体力がなくなって、随分腰が低くなったし。

▼――章立て

第一章 生――人生と幸福について
第二章 病――がんと病いについて
第三章 老――老いと成熟について
第四章 人――人間と世間について
第五章 絆――夫婦について
第六章 家――家族と子育てについて
第七章 務――仕事と責任について
第八章 死――生と死について

 


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