人が人をつくる――下重暁子さんエッセイ『個独という生き方』が刊行

下重暁子さん著『個独という生き方』
『家族という病』『極上の孤独』などで知られる下重暁子さんのエッセイ『個独という生き方』が東京新聞出版より刊行されました。
人々との出会いや交流、 ときに別れを振り返り、自身の「個」の確立への影響に思い致したエッセイ『個独という生き方』
「自分自身もその時々で変化する。自分で考え、自分で決め、自分で行動し、自分という個を何よりも大切にしてきたが、その時々の自分を形づくってきたのが、私がこの人と思ってつきあってきた人々だった。そのことに思い至ったのがごく最近である。人が人をつくる。遅まきながら、大事なことに気がついた。」
(「まえがき」より)
著書『極上の孤独』で孤独の価値を肯定した下重暁子さんが「遅まきながら、気づいた」という自分の「個」をつくってきた人々とのつながり。田中角栄さんに「この人は自分で決める人」と見抜かれ、淡谷のり子さんからは「気取るんじゃないのよ!」と叱責され…。
個が確立してこそ、孤独も楽しめる。そんな「個独という生き方」を貫く著者と47人。
第1章「人が人をつくる」では著者の個性が形成された来し方が、有名無名の人々とのかかわりとともに恬淡と描かれています。
第2章「私の個を育てた47人」では、個性を確立して多彩な分野で活躍した47人との出会いや言葉、ときに別れを紹介し、自身の学びや気づきが語られます。
野際陽子さん、渥美清さん、三國連太郎さん…。鬼籍に入った著名人らのラインナップは華やかですが、遠い世界の話ではありません。そんな人たちとの交流を経てもなお「私が何者であるかをまだ私自身は知らない」という言葉は胸に響き、自分の「個独」に自覚的に生きなければ、と気付かされます。
そして、大島渚さんにもらった「自分で気がついてないけど、あなた自身が思っている以上にたくさんの人に愛されているんだよ」のことば。もしかしたら私たちも気がついていないのかも知れません。



著者プロフィール

著者の下重暁子(しもじゅう・あきこ)さんは、1936年生まれ、栃木県出身。1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHK にアナウンサーとして入局。1968年にフリーとなり、民放キャスターを経て、文筆活動に入る。日本自転車振興会(現JKA)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。現在、日本旅行作家協会会長を務める。
『家族という病』『極上の孤独』(共に幻冬舎新書)、『天邪鬼のすすめ』(文春新書)、『鋼の女 最後の瞽女・小林ハル』(集英社文庫)、『孤独を抱きしめて』(宝島社)など著書多数。
| 個独という生き方 下重暁子 (著) 数々の著作でその凛とした生き方を綴り、多くの共感を呼んできた作家・下重暁子さん。 その八十六年の来し方を振り返ったとき、孤独を愉しめるのも多くの個性豊かな人々との出 会いがあってこそなのだと気付いた。 |
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