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「NHK映像ファイル あの人に会いたい」を書籍化『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』が刊行

NHK出版新書『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』

NHK出版新書『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』

「NHK映像ファイル あの人に会いたい」を書籍化した『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』がNHK出版より刊行されました。苦しいとき自らを奮い立たせた一言、一生かけてたどりついた境地を示すフレーズなど、懐かしい人物の珠玉の言葉が、懸命に生きる現代人を癒し、励ます名言集です。

 

選択に迷ったとき、くじけそうになったとき「あの人」が語りかける

NHKに残る膨大な音声映像資料から、歴史に残る著名な人々の珠玉の言葉を今によみがえらせる教養番組「NHK映像ファイル あの人に会いたい」。現在までに600回以上放送された同番組は、各界の第一人者や時代の先駆者を毎回1名ずつ取り上げ、過去のインタビューやドキュメントの映像をもとに、その人物の存命時の功績や人生訓などを紹介するものです。

 
このたび発売された『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』は、過去に当番組で放送した22人のエピソードを厳選。人生の岐路に立ち生き方を迷っている方、第二の人生を歩んでいる方など、それぞれの人たちにとって生きるヒントや明日への活力となるようなメッセージを紹介します。

 
本書では、読者のみなさんの気持ちや状況によって読み進められるよう4章に分け、各章にはそのテーマとなる言葉を置く構成としています。

第1章「明日を生きるための力」では、「今を切に生きてください」と語りかける作家・僧侶の瀬戸内寂聴さんたちのメッセージが胸に沁みます。

第2章「大切にしたいもの、守りたい心」では、「自分の感性、感じられる心を大切にする」と言う俳優の高倉健さんたちの信念を感じられるでしょう。

第3章「つらいときこそユーモアを」では、「そういうときは、笑うの。笑うの。笑うの」と面白がる俳優の樹木希林さんたちのユーモアが光ります。

第4章「残された時間、次世代へのバトン」では、「何にでも使える時間というものが出来たとき、その人が何に使うか」と問うジャーナリストの立花隆さんたちの言葉が響きます。

また、番組の書き起こしだけではなく、10分間という時間の制約から番組では紹介しきれなかったインタビューや情報を加え、映像がないとわかりにくい部分には説明を記載しています。さらに、番組ではいつも最後に珠玉の言葉として「至言」を伝えていますが、本書では、その人ならではの言葉を選び直し、冒頭と最後に紹介します。本書を読むことで、さまざまな世界や生き方があることを知ることができます。

 

『道をひらく言葉 昭和・平成を生き抜いた22人』 目次

はじめに

第1章 明日を生きるための力
 今を切に生きてください 作家・僧侶 瀬戸内寂聴
 もう一人の自分と語り合う場所を持つべき 作詩家・作家 なかにし礼
 やさしいことはつよいのよ 歌手・ねむの木学園園長 宮城まり子
 絶対に誰かが見てくれる 俳優 福本清三
 どこで死んでもかまわないという気持ち 僧侶 酒井雄哉

第2章 大切にしたいもの、守りたい心
 自分の感性、感じられる心を大事にする 俳優 高倉 健
 自分を主張しながら、しっかり自分を持って生きなさい 脚本家 橋田壽賀子
 新しい表現をつくるということは、次の時代に何か受け渡すこと アニメーション映画監督・演出家 高畑 勲
 食べることは生きることと思っておりますね 料理研究家 鈴木登紀子
 いくつになってもきれいになれるの 美容家 佐伯チズ
 考え出すともう、夜寝るのも忘れて 物理学者 米沢富美子

第3章 つらいときこそユーモアを
 そういうときは、笑うの。笑うの。笑うの 俳優 樹木希林
 てめえが一番バカになればいいの 漫画家 赤塚不二夫
 女の人には全部、既婚・未婚を問わずバラ色の空がある 作家 田辺聖子
 夢を持ってたって諦めたらその夢は消えちゃう コメディアン 坂上二郎
 悪徳のにおいのしないものは、芸として楽しくない 落語家 立川談志

第4章 残された時間、次世代へのバトン
 何にでも使える時間というものが出来たとき、その人が何に使うか ジャーナリスト 立花 隆
 強くなるときって負けた後なんだよね 柔道選手 古賀稔彦
 その時代、その時代に乗っかった形で正義を考え、悪を考えてしまうと怖い 劇画家 さいとう・たかを
 本当に戦争にかかわるのはよそう 作詞家・放送作家 永 六輔
 結局、教育によって国というのは立つんです 作家 半藤一利
 危機や難局は乗り越えるためにある 元国連難民高等弁務官 緒方貞子

 

道をひらく言葉: 昭和・平成を生き抜いた22人 (NHK出版新書)
NHK「あの人に会いたい」制作班 (著)

選択に迷ったとき、挫けそうになったとき、「あの人」が語りかける。

瀬戸内寂聴、高倉健、樹木希林、立花隆など、22人の先達はどんなメッセージを残したか。苦しいとき自らを奮い立たせた一言、一生かけて辿りついた境地を示すフレーズなど、懐かしい人物の珠玉の言葉が、懸命に生きる現代人を癒し、励ますアンソロジー。明日を生きる力が湧いてくる。NHK「あの人に会いたい」を書籍化。

【本書で紹介する人物と言葉】
瀬戸内寂聴、なかにし礼、宮城まり子、福本清三、酒井雄哉、高倉健、橋田壽賀子、高畑勲、鈴木登紀子、佐伯チズ、米沢富美子、樹木希林、赤塚不二夫、田辺聖子、坂上二郎、立川談志、立花隆、古賀稔彦、さいとう・たかを、永六輔、半藤一利、緒方貞子(※掲載順)

 


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