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『樹木希林 120の遺言』「私は何でもおもしろがれるの」夫婦の話から仕事、家族、人生まで

『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』(宝島社)

『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』(宝島社)

宝島社は、故・樹木希林さんの生前の言葉をまとめた書籍『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』を2019年1月28日に刊行します。

表紙は、2016年の企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」のビジュアルを元に作成。

 

仕事、恋愛、夫婦関係、育児、家族…樹木さんの哲学が学べる

本書は、『NHKスペシャル「“樹木希林を生きる”」』や、朝日新聞の連載「語る 人生の贈りもの」のインタビュー、雑誌、専門誌、フリーペーパーでの発言に至るまで、多岐に渡るメディアから、心に響く樹木さんのメッセージを厳選。
『寺内貫太郎一家』について語った1974年の対談から2018年にお亡くなりになるまでの120の言葉を収録しています。

 
<ありのままの自分>を貫き、最期まで<自然体>で生きた樹木さんの率直な言葉には、彼女の人となり、そして人生哲学がつまっています。

生前、親交があった養老孟司さんも寄稿。装丁はブックデザインの名匠・鈴木成一さん。ご遺族から提供された秘蔵写真も収録れています。

宝島社企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」(2016年)

宝島社企業広告「死ぬときぐらい好きにさせてよ」(2016年)

 

出版の経緯

2018年9月15日にこの世を去られた女優・樹木希林さん。
宝島社では、2016年の企業広告に出演しされたご縁から、2018年10月に追悼広告を朝日新聞・読売新聞に掲載しました。

樹木さんの生前の言葉を借りて制作したメッセージは、Yahoo!ニュースに掲載されるなど話題となり、Twitterでは1週間で6500以上ツイートされました。
また、20~70代の幅広い層の方から「考えさせられた」「樹木さんの言葉は心に響く」との声が寄せられ、さらに「樹木さんの語録を出版してほしい」との要望も多かったことから、今回の『樹木希林 120の遺言』を出版することとなりました。

宝島社広告「あとは、じぶんで考えてよ。」(2018年)

宝島社広告「あとは、じぶんで考えてよ。」(2018年)

宝島社広告「サヨナラ、地球さん。」(2018年)

宝島社広告「サヨナラ、地球さん。」(2018年)

 

担当編集者コメント

担当編集者コメント

担当編集者コメント

 

死生観、仕事、子育て、夫婦…120の言葉を収録 テレビや記者会見で発言したくすっと笑える樹木さん節も!

■死生観について

がんがなかったら、
私自身がつまらなく生きて、
つまらなく死んでいったでしょう。
そこそこの人生で終わった
(医師の鎌田實さんとの対談で、闘病生活について語って―2012年2月)

 
■仕事について

マイナスの出来事も含めて、
自分の栄養かな
(インタビューで役者人生について語って―2015年11月)

 
■子育てについて

ああするべきだ、こうしちゃいけない、
ああしちゃいけないというものの中からは、
人は育たない気がする
(YOUさん、是枝裕和監督との座談会で、子育てについて語って―2008年6月)

 
■夫婦について

来世で出会わないために、
今完璧に付き合っているのよ(笑)
(映画『神宮希林 わたしの神様』公開時のインタビューで、結婚生活について語って―2014年5月)

 

本書の構成

第一章 生――人生と幸福について

第二章 病――がんと病いについて

第三章 老――老いと成熟について

第四章 人――人間と世間について

第五章 絆――夫・内田裕也について

第六章 家――家族と子育てについて

第七章 業――仕事と責任について

第八章 死――生と死について

 

樹木希林 120の遺言
「楽しむのではなくて、面白がることよ。
面白がらなきゃ、やっていけないもの、この世の中」

女優の樹木希林さんが2018年9月15日に他界されました。
本書は樹木さんが生前に遺した120の言葉を掲載しています。

老い、孤独、病い、仕事、家族、夫婦関係……誰もが人生で直面する「壁」をどう乗り越えればいいのか――。
きっと樹木さんの言葉がヒントになるはずです。

生前、親交があった養老孟司さんからご寄稿もいただきました。
「自然体とはこういうことかと思った」
「男でいえば、将の器がある。身体は小さいし、声だってとくに大きいわけではない。印象的な女性でした」

また、樹木さんの若かりし頃の秘蔵写真や、懐かしのドラマの貴重カットなども多数掲載しています。

 


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