重松清さん『木曜日の子ども』が「期間限定試し読み」&PV公開 平穏な日常に潜む裂け目と虚無を描き切った震撼の黙示録
どこまでも深い絶望の涯てに広がる終末の風景の先に見えてくるものとは――。
重松清さんの最新小説『木曜日の子ども』が、KADOKAWAより1月31日に刊行されます。家族や教育をめぐる、簡単には答えのでない問題を終始一貫して見つめ続け、ライフワークとして小説に仕立ててきた著者が、そのテーマのすべてを注ぎ込んで挑んだ超大作です。
本作の発売を記念して、1月21日より発売日前日の1月30日まで10日間連続での発売前特別試し読みを行います。また、1月21日には、本作のプロモーションビデオも公開されました。
『木曜日の子ども』について
【あらすじ】
「世界はこんなに弱くてもろくて、滅ぼすなんて簡単なんだってことを・・・・・・ウエダサマが教えてくれたんですよ」
7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。結婚を機にその地に越してきた私は、妻の連れ子である14歳の晴彦との距離をつかみかねていた。前の学校でひどいいじめに遭っていた晴彦は、毒殺事件の犯人・上田祐太郎と面影が似ているらしい。
この夏、上田は社会に復帰し、ひそかに噂が流れる――世界の終わりを見せるために、ウエダサマが降臨した。やがて旭ヶ丘に相次ぐ、不審者情報、飼い犬の変死、学校への脅迫状。一方、晴彦は「友だちができたんだ」と笑う。信じたい。けれど、確かめるのが怖い。そして再び、「事件」は起きた――。
「きみたちは、世界の終わりを見たくはないか――?」
【文芸情報サイト「カドブン」にて試し読みを公開】
★試し読み第1回:https://kadobun.jp/readings/601/c5f5d70d
また、試し読み企画は同時にニュース閲覧アプリ「スマートニュース」(スマートニュース株式会社)の「読書」チャンネルでも展開されます。
★「スマートニュース」公式サイト:http://about.smartnews.com/
★「スマートニュース」ダウンロードページ
◎App Store:https://goo.gl/1tB3aw
◎Google Play:https://goo.gl/LJmm8p
重松清さん プロフィール
著者の重松清(しげまつ・きよし)さんは、1963年生まれ。岡山県出身。出版社勤務を経て執筆活動に入る。
1991年『ビフォア・ラン』でデビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞。
話題作を次々に刊行する傍ら、ライターとしても活躍。『疾走』『定年ゴジラ』『きよしこ』『とんび』『流星ワゴン』『かあちゃん』『きみ去りしのち』『赤ヘル1975』『ファミレス』『どんまい』など、多数の著書がある。
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