『イダジョ! 医大女子』負けるな、医大女子!絶対、医者になってやる!
史夏ゆみさん著『イダジョ! 医大女子』が、文響社より刊行されました。
全力で挑む姿に感動する、医大女子の6年間!
【あらすじ】
聖コスマ&ダミアノ医科大学。御三家には劣るが、私立の医科大として名を馳せるこの大学に、普通のサラリーマンの家庭で育った安月美南はこの春から入学することになった。
入学早々直面する御曹司たちとの差、実習・勉強での実力不足、そして身近な人の死を目の当たりにして問われる医者になる覚悟――。
同級生の友人たちと共に解剖実習や試験を乗り越え、附属病院の医師に恋をし、父の病気で学費問題に悩まされながらも、美南は悪戦苦闘しつつ、一人の “医者” になっていく。
医大の女子大生を主人公に、医科大をというものを描きつつ、恋愛・青春・医者を巡るドラマを描くエンターテインメント作。
【おもな登場人物たち】
・安月美南:本編の主人公。意志の強さと持ち前の明るさで、困難に負けず医師を目指す。
・帯刀俊:超秀才の変わり者。虫嫌い。奇術部に所属している。
・秋元愛美:解剖が苦手で落第し、美南と同学年になった清楚系女子。大学内に年上のカレシがいる。
・日向魁人:爽やかなアイドル系美男子。家族全員医師の御曹司。
・古坂翔子:小悪魔系女子。そのルックスと体形で、医師とその卵たちを誘惑する。
・景見桂吾:現役医師。専門は心臓血管外科。腕利きで、患者の懐にすっと入っていく話術を持つ。
・小倉兼高:再受験組の32歳。血が苦手で手術中に気絶してしまうことも。
・長峰沙良:親の希望で医大に入らされた。何故か美南を敵視する。
【現役イダジョ&女医からの声】
・医学部生の学校生活がすごく鮮明に描かれていて、自分と重ねながら読むことができました。(22歳、私立医大女子3年)
・医師を志そうと決めた過去の自分を思い返し、医学生としてのあり方を改めて考えさせられるお話でした。主人公の恋愛模様も、先の気になる展開が続き、とても楽しく読ませていただきました。(23歳、私立医大女子3年)
・惨め過ぎて思い出したくもない経験が詰まった学生生活でしたが、小説を読んで改めて振り返ると、あれはあれで貴重な青春だった気がしてきて、久しぶりに同級生に逢いたくなりました。(血液内科女医)
史夏ゆみさん プロフィール
著者の史夏ゆみ(とげ・ゆみ)さんは、神奈川県生まれ。早稲田大学卒業。
非鉄金属トレーダー、英語学校教師、大学講師などの職業を経験し、別名義で脚本を執筆。今作品で作家デビューを果たした。取材に裏打ちされたリアリティを、テンポのよい語り口で爽快なエンターテインメントに仕上げている。これからも様々な立場の人々の前向きな姿と、試練を乗り越える力強さ、志を描くことで読者を元気づけることを目指す。