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『不安を自信に変える授業』人生を変える「不安との向き合い方」とは? 世界的アスリートが禅と出会い、挫折の末にたどり着いた心と身体の調和を取り戻す技術

クリステン・ウルマーさん著『不安を自信に変える授業』

クリステン・ウルマーさん著『不安を自信に変える授業』

クリステン・ウルマーさん著『不安を自信に変える授業』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。

 

世界的アスリートが教える「不安」を生きる力に変え最高の人生を手に入れる授業

私たちは誰もが、不安を抱えながら生きています。
そして誰もが、不安を無視したり、克服したり、過去に追いやろうとしています。
しかし、それでなにか、良くなったでしょうか?

この素朴な疑問を出発点として、「不安」という、あらゆる人間の感情のなかで最も誤解された感情について、その正体を探り、避けられてきた疑問への答えを出そうと書かれたのが、本書です。

 
かつて12年もの間、世界最高のエクストリームスキープレーヤーとして活躍した著者は、不安という感情を誰よりもよく知り、また悩まされてきたひとりです。

その著者が、あるとき心と身体に破綻をきたし、禅と出会ってたどり着いた真実とは、不安に対する反応の仕方がそもそも間違っていたということでした。

 
本書は、著者のアスリートとしての経験と、15年以上におよぶマインドセット・ファシリテーターとしてのノウハウをもとに、喜びや愛、感謝といった感情と同様、私たちが不安という感情と幸せに共存していくことを可能にするために執筆された、世界で初めての「不安の授業」です。

 

本書「はじめに」より

「この本には、何ページにもわたる脳科学の知見や、頭がくらくらするようなエセ科学の話は出てきません。感情的な問題は感情的に解決すべきだからです。

「不安」を知的に解明しようとすればすると、問題はむしろ「悪化」します。
知的な欲求に従って頭だけで理解しようとすると、「不安」がもたらしてくれる体験は薄まってかき消されてしまいます。
「不安」を理解したり、合理的に説明しようとしたりするのではなく、「不安」とは何かをしばらくの間、問わずにおくこと。やれることに集中し、「不安」をわがものと感じ、体験することが必要です。

これまで「不安」について聞いたことや教わったことはすべて忘れてください。
この感情についてあなたがこれまで抱いてきた誤解を見直してください。不安感情は邪魔なものだという古い固定観念を捨ててください。そうではなく、「不安」は人生の財産であり協力者であり、一生のうちに経験するなかで最もすばらしい体験の一つだと思えるようになること。そうした未知の領域に足を踏み入れることをいとわなければ、あなたの人生には大きな変化が生まれ、新しい見方を手に入れることができるでしょう。

そうしていつしか、あなたを動けなくしているものが消えてなくなっていることに気づくはずです。」

 

本書の目次

Part.1 問題を明らかにする
第1章 思考に支配される私たち
第2章 不安の正体を知る
第3章 なぜ不安から逃げてはいけないか

Part.2 古い考え方を捨てる
第4章 あなたの変化を阻むものの正体
第5章 変わるために必要なこと

Part.3 シフト――不安を自信に変える技術
第6章 新しい考え方を手に入れるには
第7章 身体の“声”に耳を傾ける
第8章 不安の“声”に耳を傾ける

Part.4 不安とともに生きる
第9章 不安を尊重する
第10章 不安は究極のモチベーター
第11章 怒りを自信に変える
第12章 最高の人生を手に入れるには

 

クリステン・ウルマーさん プロフィール

著者のクリステン・ウルマー(Kristen Ulmer)さんは、1966年、アメリカ・ニューハンプシャー州生まれ。

ユタ大学に進学後、モーグル選手として活動するなかで偶然エクストリームスキー映画の撮影に参加し、未経験ながら一発で大技を成功させたことで一躍有名に。その後、数々の難所・大技を攻略し続け、「恐れ知らずの女性」という評判を確立。2003年に引退するまでの約15年間、世界的なエクストリームスキープレーヤーとして活躍(うち1990-2001年の12年間は「世界最高の女性エクストリームスキーヤー 」に選出されたほか、2000年には「北米で最も恐れ知らずの女性アスリート」にも選出された)。

引退後は、スポーツ選手のメンタルトレーナーとして活動する一方で、スランプ期における禅との出会いをきっかけに「不安(FEAR)」を追究。やがて、「不安」を自信や知恵、モチベーションに変える独自のメソッド〈シフト〉を開発、個人と組織を対象に世界中でセミナーやイベントを開催し、「不安(FEAR)」のスペシャリストとして知られるように。本書は、その経験とノウハウをもとに書かれた初の著作となる。

 

 


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