『くまのプーさん 心にハチミツを 超訳「老子」「荘子」』プーさんはかわいいだけじゃない!悩める大人を救う、無為自然のプーさん哲学
『くまのプーさん 心にハチミツを 超訳「老子」「荘子」』が、講談社より刊行されました。
「くまのプーさん」に学ぶ “がんばらないからこそうまくいく” 究極の生き方
ぽっこりお腹で、ハチミツが大好きな、おなじみ「くまのプーさん」。
その愛らしい姿の奥には、実は人生を切り抜けるヒントが、いろいろ隠されています。大人にこそ必要な人生哲学がプーさんの世界にはあるのです。
“考える時間”では、“食欲のまま”に動くプーさん。
道に迷ったのに、道を探そうとしないプーさん。
“何もしない”が生きるモットーのプーさん。
それらの行動は不思議にも、今から2500年以上前に、中国の春秋戦国時代に生まれた哲人の老子と荘子が説いている道家思想(タオイズム)と、ぴったりリンクしているのです。
本書は、そんなプーさんと老子、荘子の哲学のエッセンスを一冊にまとめたものです。
プーさんと老子・荘子がリンク!
ページを開くと、まず目に飛び込んでくるのは、絵本テイストの、かわいいイラスト。
『プーさんとハチミツ』『プーさんと大あらし』『プーさんとティガー』……クラシックアニメのプーさんストーリーが3話収録されています。
物語のサイドに添えられたのは、えりすぐりの、老子と荘子の知恵あふれる言葉。
それらを読みつつ、物語をかみしめると、今行き詰まった問題点などのヒントが、浮かび上がってきます。
2回目以降は、好きな言葉と好きなエピソードだけをもう一度読む、あるいは老子と荘子の言葉の英訳を研究してみるなど、さまざまな楽しみ方ができます。
大人になった今だからこそ、この本を読むだけで、心が落ち着き、人生を豊かに感じらるはずです。
なにもしない、「おバカ」のプーさんなのに、最後にはきまって好物のはちみつをお腹いっぱい食べられる。まるで中国の古い書物、「老子」と「荘子」が説いている「タオイズム」そのものを体現しているよう。
そんなプーさんから、がんばらないからこそうまくいく究極の生き方を学ぼう。
「プーさんとはちみつ」「プーさんとおおあらし」「プーさんとティガー」のかわいらしいお話をフルカラーのシーンでふりかえりつつ、子どものころの純粋な心を思い出して人生にたくさんの”ハチミツ”を!