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『第159回直木賞作家 島本理生のすべて』自伝エッセイ、豪華作家陣によるお祝いエッセイ、松井玲奈さんとの対談&松井さん特別寄稿など

『第159回直木賞作家 島本理生のすべて【文春e-Books】』

『第159回直木賞作家 島本理生のすべて【文春e-Books】』

文藝春秋電子書籍編集部は、島本理生さんの直木賞受賞を記念して、電子書籍『第159回直木賞作家 島本理生のすべて【文春e-Books】』を発売しました。

 

直木賞作家・島本理生さんのすべてがわかる!

第159回直木賞受賞作に輝いた『ファーストラヴ』。父親殺しの女子大生と臨床心理士を描いた作家・島本理生さんは、一体どのような人物なのでしょうか?

 
17歳という若さで作家デビューした島本理生さんは、これまで芥川賞に4回ノミネートされています。『夏の裁断』が芥川賞候補となった選考会後には、「今後はエンターテインメント誌でがんばります」と表明。その宣言から3年後、直木賞候補2回目での受賞を果たしました。

『ナラタージュ』『リトル・バイ・リトル』『夏の裁断』など、女性を主人公にした作品を多く書かれる島本さん。芸能界でも根強いファンが多く、元SKE48・松井玲奈さんもその一人。

今回の電子書籍コンテンツでは、島本さんと松井さんの記念対談や、松井さんの特別寄稿「『ファーストラヴ』の生々しさ」も収録されています。

島本さんと松井さんによる記念対談の様子。二人のカラーグラビアは電子書籍限定です。

島本さんと松井さんによる記念対談の様子。二人のカラーグラビアは電子書籍限定です。

<記念対談より>

松井さん「『ファーストラヴ』には、登場人物が記憶に強くとどめている“ファーストインプレッション”がたくさん描かれていますよね。恋愛でも、恋愛以外の人間関係でも、初めて出会った人や出来事が、お互いに繋がっていくのかな、と思ったんです」

島本さん「私、人に会った時に、初対面の印象が強く残るんです。初対面だけで好き嫌いが決まってしまって、それがそのまま変わらなかったりすることも。だから、ファーストインプレッションが描かれているというのは、作者の私の無意識が出ているのかもしれません」

 
作品を深く読み込んでいるあまり、「松井さんは批評に向いていますね!」と島本さんを驚かせた、松井さんの着眼点にも注目です。

 
さらに、辻村深月さん、西加奈子さん、村田沙耶香さん、行定勲さんによるお祝いエッセイや、島本さんが自身の10代を振り返った自伝エッセイ、瀧井朝世さんによる「私の愛する島本理生作品ベスト10」なども収録されています。

 

『第159回直木賞作家 島本理生のすべて【文春e-Books】』収録内容

・巻頭グラビア

・『ファーストラヴ』試し読み

・自伝エッセイ「鎌倉の一日と、306816時間」

・豪華作家陣によるお祝いエッセイ(辻村深月、西加奈子、村田沙耶香、行定勲)

・島本作品の大ファン 元SKE48松井玲奈との記念対談「読書の魅力を教えてくれた」

・松井玲奈 特別寄稿「『ファーストラヴ』の生々しさ」

・瀧井朝世「私の愛する島本理生作品ベスト10」

※本コンテンツは『オール讀物』9月号掲載の島本理生特集の一部を収録した電子書籍オリジナルコンテンツです。収録されている『ファーストラヴ』試し読み範囲は、『オール讀物』9月号に掲載されている抄録範囲と異なりますのでご注意ください。

 

島本理生さん プロフィール

島本理生(しまもと・りお)さんは、1983年東京都生まれ。

2001年「シルエット」で群像新人文学賞優秀作を受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、2015年『Red』で島清恋愛文学賞を受賞。

著書に『ナラタージュ』『真綿荘の住人たち』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『夏の裁断』『イノセント』『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』など多数。

 

第159回直木賞作家 島本理生のすべて【文春e-Books】
第159回直木賞作家・島本理生さんの特集を電子化!
島本ファンも、『ファーストラヴ』を読んだ方・まだ読んでいない方も幅広く楽しめる内容です。

 
■関連
ファーストラヴ
◆第159回直木賞受賞作◆

夏の日の夕方、多摩川沿いを血まみれで歩いていた女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女は父親の勤務先である美術学校に立ち寄り、あらかじめ購入していた包丁で父親を刺殺した。
環菜は就職活動の最中で、その面接の帰りに凶行に及んだのだった。
環菜の美貌も相まって、この事件はマスコミで大きく取り上げられた。
なぜ彼女は父親を殺さなければならなかったのか?
臨床心理士の真壁由紀は、この事件を題材としたノンフィクションの執筆を依頼され、環菜やその周辺の人々と面会を重ねることになる。
そこから浮かび上がってくる、環菜の過去とは?
「家族」という名の迷宮を描く長編小説。

「この世界で、人はレールからはずれることができず苦しみ続ける。
涙を流さずに泣くことの意味を、僕はこれからも考えていくと思う。」俳優・坂口健太郎

 


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