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『新編 鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験』江戸時代の無人島・鳥島での過酷な生活の様子を克明に描いた渾身の労作を加筆改変

小林郁さん著『新編 鳥島漂着物語』

小林郁さん著『新編 鳥島漂着物語』

小林郁さん著『新編 鳥島漂着物語』が、株式会社天夢人より刊行されました。2003年6月に成山堂書店から発刊された底本に加筆改編を施し、再編集した一冊です。

 

鳥島に漂着した人々の無人島での生活と帰国後の人生を描く

子どものころ、無人島を舞台にした『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』などを夢中になって読んだ人も多いのではないでしょうか。
江戸時代の鳥島漂流記には、このような冒険物語に通じる面白さがあります。

伊豆諸島と小笠原諸島の中間にポツンと浮かぶ鳥島は、アホウドリだけが生息する無人島。海流の関係なのか、この島には日本近海で遭難した船がしばしば漂着します。

本書は、18世紀の江戸時代中期、この無人島・鳥島に漂着した人々と事件とをていねいに描き、無人島での生活がどのようなものであったか、また、無事に帰国したのちの人生はどのようなものであったか、この二つを柱にして構成されています。

 

本書の目次

序 洞窟の発見
第1章 享保・元文期の漂流記
1 二形船鹿丸の遭難
2 宮本善八船の小笠原漂流と鳥島漂流民の救出

第2章 天明・寛政樹の漂流記
1 宝暦から天明にかけての出来事
2 土佐人長平の孤独な生活
3 備前船亀次郎の漂流
4 住吉丸の漂流
5 故国への帰還
6 後日談

 

小林郁さん プロフィール

著者の小林郁(こばやし・かおる)さんは、1964年、栃木県生まれ。大正大学仏教学部卒業。日本海事史学会会員。

大学在学中より、江戸時代に海難事故で外国や無人島に流れ着いた庶民たちに魅せられる。そんな「漂流民」の数奇な体験と生涯を追い求め、日々、研究に励む。

著書に『嘉永無人島漂流記 長州藤曲村廻船遭難事件の研究』(三一書房)、『松栄丸「広東」漂流物語 近世奥羽人の遭難と異文化体験の記録』(無明舎出版)がある。

 

新編 鳥島漂着物語 18世紀庶民の無人島体験
江戸時代の鳥島漂流記には、『ロビンソン・クルーソー』や『十五少年漂流記』のような冒険物語に通じる面白さがある。
しかし、伊豆諸島と小笠原諸島の中間位に位置する、アホウドリの繁殖地である無人島・鳥島での生活は、楽しいだけではなかった。
無人島での様子、つらく苦しい日々を綿密な現地調査に基づいて再現し、克明に描かれている。
2003年6月に発刊された本書に加筆改変を施し、パワーアップさせて『新編 鳥島漂着物語』として再登場。

 


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