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『合格する子どものすごい伸ばし方』“ほめて伸ばす”だけじゃダメ?子どものタイプに合った指導をすれば、難関校合格も夢じゃない!

松本亘正さん著『合格する子どものすごい伸ばし方』

松本亘正さん著『合格する子どものすごい伸ばし方』

松本亘正さん著『合格する子どものすごい伸ばし方』が、かんき出版より刊行されました。

 

子どものタイプに合った関わり方ができていますか?

「上の子と下の子でタイプが違う」
「何も言わなくてもひとりで勉強できる子と、手がかかる子、どうしてこんなに違うの?」
「評判の塾に入れているけれど、まわりは伸びて、うちの子だけ合わないのはなぜ?」
「『ほめて育てなさい』と言われるからほめているけど、ちっとも成績が伸びない」
「幼児期までは言うことを聞いてたけど、10歳を超えたらわが子が宇宙人に思える」

……これらは10歳前後になる子どもをもつ親御さんたちがよく言う悩みです。

学習への取り組み姿勢は、子どもによってタイプがあります。ですから、学力の差が見え始める10歳前後からは、タイプによって親の関わり方を変える必要があるのです。

上の子と同じやり方をしても、下の子は伸びないというのも、きょうだいでタイプが異なる家庭がほとんどだからです。子どものタイプに合った関わり方ができている家庭では、10歳以降に信じられないくらい伸びていきます。それに対して、合わない関わり方をし続けている家庭では、徐々に着実に学力が落ちていくのです。

 

中学受験を考える家庭も、そうでない子どもも

15年に渡る生徒指導から、著者は4つのタイプに分類。「子どもにはそれぞれタイプがあり、そのタイプによって、関わり方や言葉のかけ方を変えたほうがぐんと伸びる」と言います。

15年に渡る生徒指導から、著者は4つのタイプに分類。「子どもにはそれぞれタイプがあり、そのタイプによって、関わり方や言葉のかけ方を変えたほうがぐんと伸びる」と言います。

本書では、学習への取り組み姿勢を、

・一点集中タイプ
・コツコツタイプ
・お調子ものタイプ
・のんびりマイペースタイプ

の4つに分類しています。
親が関わったほうがいい度合いは、タイプによって違います。また、タイプによって“ヤル気”になるスイッチも異なるのです。

たとえば、よく「ほめて伸ばすといい」と言われますが、「お調子者タイプ」にはあてはまらないことのほうが多いです。
また、「一点集中タイプ」の場合、部屋が散らかっていても無理に整理整頓をさせようとせず、軽い注意にとどめたほうが良かったりします。

このように、それぞれにぴったりの「親の関わり」、「声のかけ方」、「勉強習慣のつけ方」、さらには「大学入試改革の波にのる力のつけ方」などを、豊富なイラストとともに紹介しています。

 
さらに、2020年度から始まる大学入試の傾向などを細かく分析し、効果的な学び方について、科目ごとにわかりやすく解説。子どもの年齢に適した親の関わり方なども詳しく解説しています。中学受験を目指す家庭も、子どもの能力を最大限伸ばしてあげたいという保護者の方も、大いにヒントとなる一冊です。

子どもが何タイプかわかるチェックリスト。幼児期は、まだ机に向かう習慣が多くない分、はっきりと判断しづらい点もあるかもしれません。勉強の差がつきやすくなってくる10 歳近くになると、判別しやすくなってきます。

子どもが何タイプかわかるチェックリスト。幼児期は、まだ机に向かう習慣が多くない分、はっきりと判断しづらい点もあるかもしれません。勉強の差がつきやすくなってくる10 歳近くになると、判別しやすくなってきます。

グラフのように、親が関わったほうがいい度合いは、タイプによって異なります。

グラフのように、親が関わったほうがいい度合いは、タイプによって異なります。

第5章では大学入試改革に勝つために必要な勉強法を紹介。実施されるのは2020年ですが、新学習指導要領による大学入試の開始は2024年から。必要以上に恐れる必要はありません。

第5章では大学入試改革に勝つために必要な勉強法を紹介。実施されるのは2020年ですが、新学習指導要領による大学入試の開始は2024年から。必要以上に恐れる必要はありません。

 

本書の目次

プロローグ あなたの子は何タイプ?

第1章 4タイプのシーン別それぞれの伸ばし方

第2章 タイプ別・ケース別子どもがぐんと伸びる言葉がけ

第3章 各タイプの成功&失敗エピソード

第4章 これからの時代に必要な力 家庭でできること

第5章 大学入試改革に勝つために必要な勉強

 

松本亘正さん プロフィール

著者の松本亘正(まつもと・ひろまさ)さんは、中学受験専門塾ジーニアス運営会社代表。

ラ・サール中学高校を卒業後、慶應義塾大学在学中に中学受験専門塾ジーニアスを開校し、運営会社の代表に就任。現在は東中野・自由が丘・日吉・芝浦港南など、6校を展開している。

「伸びない子はひとりもいない」をモットーに、少人数制で家族のように一人ひとりに寄り添う指導を徹底。開成、麻布、駒場東邦、桜蔭、女子学院、武蔵、筑波大附属駒場、慶応中等部、早稲田実業、渋谷教育学園渋谷、栄光学園、聖光学院、浅野、ラ・サールなど、毎年超難関校に合格者を輩出している。

生徒は口コミと紹介だけで9割を超える。これまでののべ指導人数は2200名以上。第一志望校への合格率は一般的に25%といわれるなか、ジーニアスは約60%超の合格率を誇る。中学受験だけでなく、高校・大学受験時、就職試験時、社会人になっても活きる勉強の仕方や考える力の育成などに、多くの支持が集まっている。

プレジデントオンラインでの連載のほか、家庭教師のトライの映像授業「Try IT」の社会科を担当。高校受験生からの支持も厚い。著書に『合格する親子のすごい勉強』(かんき出版)、『中学入試カリスマ先生の合格授業 日本の歴史』(学習研究社)がある。

 

合格する子どものすごい伸ばし方
本書では、学習への取り組み姿勢を、4つのタイプ(一点集中タイプ、コツコツタイプ、
お調子ものタイプ、のんびりマイペースタイプ)に分けて、親の関わり、声のかけ方、勉強習慣のつけ方、
さらには大学入試改革の波にのる力のつけ方を豊富なイラストとともに紹介。
わが子を伸ばす声がけ・つぶす声がけが、ひと目でわかる!

 


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