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『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』発達障害の女性の9割が人間関係にトラブル 人間関係の苦手に気づけば、恋も仕事もうまくいく!

司馬理英子さん著『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』

司馬理英子さん著『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』

日本のADHD研究の第一人者・司馬理英子さんの著書『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』が、東洋館出版社より刊行されました。

 

すべてのADHDガールが、ハッピーに自分らしく生きていくために! ADHDガールの先輩である名医から、悩める女性達へのアドバイス

精神科医である、著者の司馬理英子さんは、自らもADHD当事者でありながら、アメリカでADHD児の子育てをしました。この経験を生かして多数のベストセラーを執筆しており、著書の『のび太・ジャイアン症候群』はADHDを日本に認知させるきっかけとなりました。

本書のタイトルにもなっているADHDガールとは、ADHD傾向をもつ女性のことです。司馬さんは、自身のクリニックで長年、たくさんの女性達とお話をして、ADHDの困り感は、仕事でのミスや日常生活に限らないと思ってきたそうです。

「片付けられない」「ミスが多い」というだけでなく、「ダメ男を選んでしまう」「上司とモメる」「遅刻ばかりで嫌われる」など、一番の悩みは、人間関係のトラブルなのかもしれません。

 

ADHDの特性と明日からできる対処法をわかりやすく紹介

本書では、ADHDガールに起こりがちな人間関係のトラブルに焦点をあてています。ナビゲーター「のんちゃん」の漫画ではじまり、具体的な「ケーススタディー」をもとに、困り事を解決する対策を紹介していきます。

誰しも脳には、楽しいことが大好きな「ヤンチャ君」が住み着いています。そして、一緒にマジメな「コーチ」も。「コーチ」は合理的な判断をしてくれる先生みたいな存在です。

定型発達の人は、目先の楽しさにとらわれず、より大きな大事な目標のために行動できます。
それは、常にコーチが司令室でハンドルを握っているので、困ったちゃんのヤンチャ君が「楽しいことしようよ」と誘惑しても、「あと30分だけやってみよう」「今やらないと明日、困ってしまうよ」とやるべきことを確認し、先導してくれるから。コーチは、過去の失敗から学び、未来を予測し、よりよい判断をしようとする大人の存在なのです。

でも、ADHDガールの場合は、ヤンチャ君が土壇場までハンドルを握ってしまいます。コーチもハラハラ横で見ていますが、ヤンチャ君のパワーに勝てず、ハンドルが握れません。

「不注意」「多動性」「衝動性」の中でもとくに「衝動性」は、ヤンチャ君がハンドルを握っていることに起因します。ポイントは、自分はヤンチャ君に乗っ取られやすいことを自覚し、内なるヤンチャ君をなだめて、うまく付き合っていくこと。

衝動的になったときには、今ヤンチャ君がハンドルを握っているんだと、気づけるようにすること。そして、それをコーチになだめてもらう。そこまでをセットにし、映像でイメージできれば、少し冷静になれるでしょう。

 
ADHDガールに覚えておいてほしいことは、このようにゆるっと川柳にまとめられています。

 

本書の目次

プロローグ マンガでわかる ADHDガール

第1章 私って、もしかしてADHDガール?
・私ってもしかして、ADHDガール! ?
・自分の「脳のクセ」を自覚しよう
・ADHD脳は人間関係が苦手!? ~不注意~
・ADHD脳は人間関係が苦手!? ~多動性~
・ADHD脳は人間関係が苦手!? ~衝動性~
・ワーキングメモリーって何?
・脳内にいるヤンチャ君?

第2章 ADHDガールの恋愛処方箋
・恋愛にのめり込みすぎてしまう
・感情がおさえられない
・ダメな男をえらんでしまう
・気づくといつも、振られている
・だらしない女だと思われてしまう
・結婚につながらない
・恋愛の絶対NG行動とは?

第3章 ADHDガールの夫婦&パートナー処方箋
・散らかしっぱなしで、怒られる!
・ADHDガールのお片付け作戦!
・大切な約束を忘れてしまう
・話し合いにならず、すぐケンカしてしまう

第4章 ADHDガールの仕事の人間関係処方箋
・なぜか「信頼」「評価」されない!
・上司から、うっとうしがられる
・知らない間に、部下や同僚を振り回している
・ミスをヘラヘラしてごまかすクセがある
・仕事が終わらず迷惑をかけてしまう
・セクハラやパワハラにくるしんでいる

第5章 ADHDガールの友達処方箋
・余計なひと言で相手を傷つけてしまう
・友達との関係が続かない!
・女子の人間関係が苦手
・自分も友達も大切にしたい

あとがき
著者紹介

 

司馬理英子さん プロフィール

司馬理英子(しば・りえこ)さんは、司馬クリニック院長。医学博士。

1978年、岡山大学医学部卒業。1983年に同大学大学院卒業後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについての研鑽を積む。

1997年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。日本で初めて本格的にADHDを紹介した同書は、なじみ深いキャラクターになぞらえたわかりやすい解説により、ベストセラーに。
同年帰国し、司馬クリニックを開院。高校生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。

主な著書に『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)、『ADHD・アスペルガー症候群 子育て実践対策集』(主婦の友社)、『「片づけられない!」「間に合わない!」がなくなる本―ADHDタイプの「部屋」「時間」「仕事」整理術』『仕事&生活の「困った!」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』(大和出版)など。

 

わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。
「片付けられない」「ミスや遅刻が多い」「おちつかない」
そんなあなたは、もしかして、ADHDガール?

そんな困り感は、仕事でのミスや日常生活にかぎりません。

自分を責めて嫌いになってしまう一番の原因は、人間関係のトラブルかも。

ダメ男を選んでしまう…
夫と話し合いにならない…
上司とモメる…
遅刻ばかりで友達がいなくなる…

恋に仕事に頑張るADHDガールを「漫画」「ケーススタディー」「ゆるっと川柳」で楽しくサポート!

自分の特性を知って、人間関係の苦手に気づけば、恋も仕事もうまくいく!

 


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