『科学的に人間関係をよくする方法』最後に持ち上げれば効果は780%増しに!ツンツンよりデレデレよりツンデレが効く!
KADOKAWAより、堀田秀吾さん著『科学的に人間関係をよくする方法』(角川新書)が刊行されました。
円滑な人間関係に科学を! 実験で「効果あり」と認められた方法を紹介
「なぜあの人は上司の信頼を得られるの?」
「なぜあの人は部下から慕われるの?」
……信頼を得るのに科学の力を借りてみませんか?
本書では、世界中の科学雑誌に掲載された心理学や言語学、行動心理学などの論文から、コミュニケーションがスムーズになるものをピックアップしています。
たとえば、アメリカの心理学者のアロンソンとリンダーが女子学生80人に行った実験によれば、最初冷たい態度を取っていた人が最後に思いがけずやさしさを見せることで、印象度がアップすることを突きとめました。いわば「ツンデレ」です。
逆にふだんはやさしいのに最後に冷たい言葉をかけられたときの印象の悪さは格別で、「ツンデレ」の10パーセント程度の印象のよさしか得られず、それは、ずっと冷たかった人(ツンツン)より悪いほどです。
これを人間関係に応用するなら、普段はビジネスライクな態度でも、ここぞというときに相手に寄り添った言葉をかければ信頼度が一気に増すというわけです。
「褒めるときは人づてに」「ツンデレ会話で魅力度UP」など、今日から使えるノウハウが満載です。
本書の目次
まえがき
第1章 コミュニケーションの基本ルールを理解する
第2章 思い込みは危険!科学が示す意外な事実
第3章 相手と向き合うための理由づけ
第4章 苦手意識はこうすれば克服できる
第5章 より深いコミュニケーションを目指して
あとがき
参考文献
堀田秀吾さん プロフィール
著者の堀田秀吾(ほった・しゅうご)さんは、1968年、熊本県生まれ。明治大学法学部教授。シカゴ大学大学院言語学部博士課程、ヨーク大学ロースクール修士課程修了、同博士課程単位取得満期退学。言語学博士。立命館大学准教授、明治大学准教授などを経て、2010年より現職。
専門は司法におけるコミュニケーション分析。言語学、法学、社会心理学などのさまざまな分野を横断した研究を展開している。
著書に『科学的に元気になる方法集めました』(文響社)、『絶妙な存在感の出し方』(大和書房)、『なぜ、あの人の頼みは聞いてしまうのか?』(ちくま新書)、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』(共著、新潮文庫)など多数。