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『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の行き方哲学』あなたの人生の悩みに、いきものたちが答えます!

『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の行き方哲学』あなたの人生の悩みに、いきものたちが答えます!

『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の行き方哲学』あなたの人生の悩みに、いきものたちが答えます!

山と溪谷社より、『いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の行き方哲学』(監修:今泉忠明さん/文:小林百合子さん/絵:小幡彩貴さん)が刊行されました。

 

すべての人間の悩みに答え、ヒトの心を軽くしてくれます。

なぜ、人間はこうも悩むのか?
現代社会よりはるかに厳しい野生の世界で生きるいきものたちが、自身の生態や進化を元にずばりアドバイスします。

累計100万部突破の『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)で話題の今泉忠明さん監修の渾身の一冊です。

 
Q.人に流されず、自分らしく生きるにはどうしたらいいですか?(17歳/男性)
 そんな悩みに答えてくれるのは「ラッコ」さん。

A.自力で流れに逆らえないなら何かに頼ってもいいんです。
 海の上で、海流に流されないようにコンブに巻き付いて寝るラッコが、自分をつなぎ留めてくれるコンブ的ななにかをもつことをお勧めしています。

 
そのほか、人生の悩みを「生活のお悩み」「夫婦・子育てなど家族のお悩み」「仕事のお悩み」「恋愛のお悩み」「学校のお悩み」の5つのカテゴリーにわけ、「貯金ができない」「子どもがスマホ中毒」「老後が不安」「夫婦の倦怠期」など、あらゆる人たちのお悩みに動物たちが答えます!

答えてくれる動物はオオアリクイやカピバラ、ハシビロコウ、コウテイペンギン、クロオオアリなど、47種類の個性豊かな面々です。彼らの珍&名回答のなかに明日を生き抜くヒントがあるはずです。

巻末にはそんな動物たちの写真図鑑も掲載。野生に生きる本当の彼らの姿もご覧下さい。

 

著者プロフィール

 
■監修:今泉忠明(いまいずみ・ただあき)さん

1944年、東京都生まれ。哺乳類動物学者。東京水産大学(現・東京海洋大学)卒業。国立科学博物館で哺乳類の分類学・生態学を学び、環境庁(現・環境省)のイリオモテヤマネコの生態調査などに参加する。上野動物園で動物解説員を務め、静岡県にある「ねこの博物館」館長。

おもな著書に『小さき生物たちの大いなる新技術』(ベストセラーズ)など。

 
■文:小林百合子(こばやし・ゆりこ)さん

1980年、兵庫県生まれ。編集者。早稲田大学卒業後、テレビ番組制作会社にて野生動物のドキュメンタリー番組制作に携わる。その後、出版社勤務を経て編集者として独立。自然・生物・山岳の分野を中心に雑誌や書籍の編集を手がける。

おもな著書に『山と山小屋』(平凡社)、共著に『一生ものの、山道具』『山登りのいろは』(ともにパイ・インターナショナル)など。

 
■絵:小幡彩貴(おばた・さき)さん

1986年、山梨県出身。桑沢デザイン研究所総合デザイン科卒業。グラフィックデザイナーとしてデザイン会社に勤務後、独立。イラストレーターとして雑誌イラスト、書籍装丁画などを多く手がける。

おもな作品に絵本小説『はやく老人になりたいと彼女はいう』(文藝春秋)など。

 

いきもの人生相談室 動物たちに学ぶ47の生き方哲学
あなたの人生の悩みに動物が答えるおもしろまじめ本。
動物好きだけではなく、どなたにもお愉しみ頂けるだけでなく、読むと心がすーっと軽くなります!

「老後が不安」「家に帰っても妻が口をきいてくれない」「個性がないと言われてしまう」「クラスで目立つといじめられそうで怖いです」「子どもが勉強しない」など、あなたの人生の悩みにいきものたちが答えます!

 
【「はじめに」より】
この本は、イロイロないきものたちが人間の抱えるお悩みについて親身になって考えてくれる、いっぷう変わったお悩み相談ブックです。

こんな本をつくろうと思ったのは、以前見たことがあるドキュメンタリー映像がきっかけでした。それはアフリカのサバンナでの光景。ほとんどの水揚が干上がってしまう乾季のある日、かろうじて残った水たまりに動物たちが集まってきます。驚いたことに、普段は食う/食われるの関係であるライオンとシマウマが肩を並べて水を飲んでいるじゃないですか! 水がなければどんな動物も生きていけませんから、このときばかりは敵味方関係なく、そこにいる全員が「今を生き抜く」ことに集中していたのです。

人間は地球上で唯一、未来について想像できる動物と言われています。だからこそ将来に不安や期待を抱いたり、準備したりします。でもあまりに多くを考えるものだから、つい頭の中がややこしくなってしまいがち。
ならば、そんなモヤモヤした悩みを動物たちに聞いてもらってはどうだろう。彼らの人生モットーは「今を生きる!」ですから、答えはとてもシンプルなはず。それに長い地球の歴史の中で、淘汰されずに生き残ってきた面々ですから、その「生きる力」は相当なものでしょう。

もちろん、私たちは動物の言葉を理解できませんから、この本では厳しい環境に生きる動物の生態や行動を紐解き、そこから人間のお悩みを解決するヒントを探りました。協力していただいたのは、私が知りうるホモ・サピエンスのなかで、野生動物の行動に最も精通する動物学者の今泉忠明先生。知恵と工夫に満ちた生活、命をつなぐための涙ぐましい努力、そして、家族への愛や集団の和を重んじる姿勢。動物たちの知られざる姿をたくさん教えていただき、いつしか私自身の悩みも消えていきました(役得!)。

動物たちの辛辣かつ愛のある人生案内。悩める人もそうでない人も、きっと楽しめます。そして明日からを楽しく、前向きに生きるためのヒントを、ひとつでも見つけていただけたらうれしく思います。

 


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