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『したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界』オスとメスの「性的対立」を昆虫学の目で問い直す!

『したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界』オスとメスの「性的対立」を昆虫学の目で問い直す!

『したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界』オスとメスの「性的対立」を昆虫学の目で問い直す!

集英社より、宮竹貴久さん著『したがるオスと嫌がるメスの生物学 昆虫学者が明かす「愛」の限界』(集英社新書)が刊行されました。

 

精子はたくらみ、ヴァギナは出し抜く。ムシの交尾が教える「男と女」の宿命

近年、世界中で新発見が相次ぎ、進化生物学界で論文が急増中のテーマ「性的対立」。

この分野の国内第一人者である昆虫学者の著者が、四半世紀以上の長きにわたる自身の研究成果を紹介しながら、進化生物学の初歩から驚きの最新知見まで明らかにします。

より多くの精子をより効率的にばら撒きたいオスと、より質の良い精子を厳選したいメス。そんな繁殖戦略の違いによって生じる「性的対立」と「対抗進化」の世界を、著者は昆虫学の目で問い直します。

受精、つまり”愛の成就”に最も重要な決まり手とは何か。われわれ人類の求愛や恋愛成就への示唆にも富んだ、目から鱗が落ちる一冊です。

 

本書の構成

はじめに

第1章 ドーパミンが生き方と求愛を決める

第2章 がんばるオス

第3章 オスががんばるとメスはどうなってしまうのか?

第4章 そして「性的対立」が生じる

第5章 愛の最終決定権を握っているのはメスである

第6章 愛はタイミングで決まる

第7章 オスとメスの決別

終章  性的対立とは何か

おわりに

 

宮竹貴久さん プロフィール

著者の宮竹貴久(みやたけ・たかひさ)さんは、1962年、大阪府生まれ。岡山大学大学院環境生命科学研究科教授。理学博士(九州大学大学院理学研究院生物学科)。ロンドン大学(UCL)生物学部客員研究員を経て現職。Society for the Study of Evolution, Animal Behavior Society 終身会員。

受賞歴に日本生態学会宮地賞、日本応用動物昆虫学会賞、日本動物行動学会日高賞など。

主な著書に『恋するオスが進化する』『「先送り」は生物学的に正しい』など。

 

したがるオスと嫌がるメスの生物学 (集英社新書)
生物学で最も熱いテーマ「性的対立」研究の第一人者が、「精子をばら撒きたいオス」と「良質な精子を厳選したいメス」、双方の繁殖戦略の違いによって生じる「対抗進化」の驚くべき最新知見を披露する。

 


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