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『監督たちの流儀 サッカー監督にみるマネジメントの妙』組織戦略とリーダーの理想の相性とは?結果を出すサッカー監督たちの「流儀」に迫る

『監督たちの流儀 サッカー監督にみるマネジメントの妙』組織戦略とリーダーの理想の相性とは?結果を出すサッカー監督たちの「流儀」に迫る

『監督たちの流儀 サッカー監督にみるマネジメントの妙』組織戦略とリーダーの理想の相性とは?結果を出すサッカー監督たちの「流儀」に迫る

戦術解説の第一人者・西部謙司さん著『監督たちの流儀 サッカー監督にみるマネジメントの妙』が内外出版社より刊行されました。

 

結果を出すサッカー監督たちの「流儀」に迫る!

本書ではJリーグの監督のマネジメント・チーム作りをタイプ別に分析。

独創的な手法で長期政権を築く創業者タイプ、長期政権を巧みに継承しさらにチーム力をアップさせる調整タイプ、ブレない情熱で育成で手腕を発揮するタイプ、独自の感性を選手たちに植え付ける天才タイプ、限られた戦力を最大限に活かすリアリスト……

J1、J2、ACLでタイトルを獲得、また今季から新しいチームで指揮をとるなど、話題の監督が勢ぞろい。Jリーグ、そしてロシアW杯開幕前の予習・復習にうってつけの本書ですが、サッカー本としてだけでなく、「組織戦略とリーダーの理想の相性とは?」という視点で読むこともできる一冊です。

 

本書の目次

●信念を貫くということ――ファン・スナイデルの場合
ハイリスク/外国人監督の戸惑い/人生に貼りついたサッカー

●天才選手は天才監督になりえるか――風間八宏の場合
名選手は名監督になれないか?/「止める」を定義する/難解だがシンプルな風間語/人体の弱点をつく普遍的な崩し

●長期化する創業者――ミハイロ・ペトロヴィッチと西野朗の場合
長期政権の条件/パイオニアの強み/超攻撃の慎重さ

●継承力――森保一と長谷川健太と堀孝史と鬼木達の場合
偉大な前任者の後任/現実を恐れない/種を蒔く人 収穫する人/後継者の資質/デルボスケ的 /進化する川崎フロンターレ

●リアリストの見る夢――反町康治と曺貴裁の場合
バルサに染まらなかったリアリスト/湘南スタイルとラングニック/立ちはだかるJ1の壁 /辺境からの逆転の発想

●長期的戦略と監督えらび――日本代表監督の場合
ハンス・オフト 原理原則を植え付けた教育係/パウロ・ロベルト・ファルカン ゾーンプレスの導入/加茂周 世界標準への挑戦/フィリップ・トルシエ プレッシングの原則を手中に/ジーコ 途切れた強化の継続性/イビチャ・オシム 日本化のスタート/岡田武史 日本化を捨てて結果を出す/アルベルト・ザッケローニ 日本化の流れの集大成 /ハビエル・アギーレ 積み上げの最中で/ヴァイッド・ハリルホジッチ プラグマティストがもたらすもの

●おわりに――監督と二つの鞄

 

西部謙司さん プロフィール

著者の西部謙司(にしべ・けんじ)さんは、1962年、東京都生まれ。

早稲田大学教育学部を卒業し、商社に就職も3年で退社。学研『ストライカー』の編集記者を経て、2002年からフリーランスとして活動。ジェフ千葉のファンを自認し、タグマ版「犬の生活」を連載中。著書多数。

 

監督たちの流儀 (サッカー監督にみるマネジメントの妙)
長期政権を築く、継承で力を発揮する、型ではなく原理原則を浸透させる、ハイリスク・ハイリターン、現実を見すえ戦力を最大限に活かす…。監督の結果の出し方はひとつだけじゃない!!

 
■著者のことば

理想の監督の条件はほぼ1つしかありません。勝てる監督です。
プロの場合はとにかく勝つことが第一です。負けっぱなしだとクビになっちゃいます。
ただ、勝てる監督といっても優勝監督だけが理想かというとそうではありません。
降格の危機から救ってくれる人は、降格しそうなチームにとっては理想的です。
若い選手を育ててほしいクラブなら、指導力のある監督が理想になるでしょう。
もちろんある程度は勝てないとダメですが。勝てる監督といっても、一番多く勝たなければいけないわけではありません。
ファンにとっても勝てる監督が一番ですが、見ていて面白いサッカーをしてくれる、納得感のあるプレーを実現してくれる監督も人気が出ます。
本書ではいろいろなタイプの監督をとりあげました。
正直、筆者が個人的にはよく知らない監督もいます。
もしかしたら的外れなことを書いてしまったかもしれないので申し訳ない気持ちもあるのですが、
なるべく客観的に監督像をわかりやすく提示してみようと試みてみました。

 


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