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『働くのがつらいのは君のせいじゃない。』会社の“常識”に縛られるのはもうやめよう!「幸せになるために働く」方法が分かる!

『働くのがつらいのは君のせいじゃない。』会社の“常識”に縛られるのはもうやめよう!「幸せになるために働く」方法が分かる!

『働くのがつらいのは君のせいじゃない。』会社の“常識”に縛られるのはもうやめよう!「幸せになるために働く」方法が分かる!

ビジネス社より、佐々木常夫さん著『働くのがつらいのは君のせいじゃない。 すり減る毎日が変わるシンプルな考え方』が刊行されました。

 

会社の”常識”に縛られるのは、もうやめよう

昨今、若者の過労死が相次いでいます。本来なら幸せになるために取り組む仕事が、人々を過労死という不幸に追いやっています。

このような矛盾が起こるのは、「働くということに対して、多くの人が誤解を抱いているからに他ならない」と著者の佐々木常夫さんは力説します。

佐々木さんは長い会社勤めや、その後の講演活動などを通じて、働く人々の様々な悩みに耳を傾けてきました。
その中で、会社や組織に対する漠然とした「思い込み」や「先入観」が、彼らを苦しませていると気づきました。

その呪縛から放たれ、上司や仕事への正しい向き合い方を理解すれば「幸せになるために働く」という本来の働き方が可能になると佐々木さんは語ります。

本書は、組織で働く若い人々に向けて、人生を守る「救命策」を伝えたいという著者の熱い想いから生まれました。

佐々木さんは、サラリーマン時代に妻の深刻なうつ病と度重なる自殺未遂に悩み苦しんできましたが、苦しむ妻の心に寄り添い、また妻も心の内を素直に明かし、お互いを理解し合うことの大切さにやっと気づいて、「病との戦い」という長いトンネルを抜けることができました。

一方、妻の心に長い間気づいてあげられなかった反省と自戒から、度重なる過労死事件に対しては、「誰かを頼って相談してほしい。つらそうな人を見たらひと声かけてほしい」という強い想いを持っています。

内容は、つらい気持ちを抱きながら働く若者に寄り添いつつ、彼らが解決方法を見いだせる実践的なものとなっています。
著者が長年のビジネスマン人生から得た経験をもとに、上司の対応を変えるコツや、仕事の負担を軽くする知恵、ものの見方、考え方などをわかりやすくシンプルに、若者にとって身近なケーススタディを取り入れながら紹介しています。

「信頼している人に相談し、つらい心が軽くなり、進むべき方向性が見えてくる」、本書を読むことでまるでそんな体験ができることを意図して作られています。

また、「つらい思いをしている人の気持ち」に寄り添うためのヒントにもなります。悩みを軽くし、働くことへの希望を取り戻す一助になる一冊です。

 

佐々木常夫さん プロフィール

著者の佐々木常夫(ささき・つねお)さんは、1944年、秋田市生まれ。1969年、東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。

自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。初めて課長に就任した時、妻が肝臓病に罹患。うつ病も併発し、入退院を繰り返す(現在は完治)。
すべての育児・家事・看病をこなすために、毎日18時に退社する必要に迫られる。そこで、課長職の本質を追究して、「最短距離」で「最大の成果」を生み出すマネジメントを編み出し、数々の大事業を成功に導く。

 

著者からのメッセージ

昨今、若い人々の痛ましい過労死が相次いでいます。悲痛なつぶやきを残して命を絶った電通の女子新入社員。「身も心も限界」という遺書を残して逝った23歳の建設現場監督。携帯電話を握ったまま心不全で亡くなった31歳のNHK女性記者。優秀で真面目で、やる気に溢れ、前途洋々だった彼・彼女たちが、なぜ仕事のせいで命を落とさなければならなかったのか。考えるだけで胸が痛みます。一体なぜ、こんな不幸な出来事が起きるのでしょうか。人を死に追いやる「仕事」とは、一体なんなのでしょうか。私は長年のビジネスマン人生を通じて、「働くことの何たるか」を学んできました。そのなかで私は次のような確信を得るに至りました。
「働くとは、自らを磨き、成長させて、達成感や充足感を得ること」
「人は、仕事を通じて人や社会に貢献することで、金銭や地位のみならず、信頼ややりがいを得て、幸せな人生を送ることができる」
つまり、私たちは本来、「幸せになるために」働いているはずなのです。ところが、現実には「幸せ」はおろか、仕事のために命を落とすというとんでもない不幸が起きています。このような矛盾が起きるのは、そもそも「働く」ということに対して、多くの方が誤解を抱き、会社や組織というものに対する思い込みや先入観があるからだと私は考えます。同時に、仕事への正しい向き合い方を理解すれば、「幸せになるために働く」ことが可能になるのです。
本書は、「働くことに悩んでいる若者」に向けて、彼らが少しでも苦しみを少しでも軽くし、働くことへの希望を取り戻すことができたらと願って書き上げました。一人でも多くの方が「幸せになるために働く」という本来の働き方を実現できるように願っています。

 

本書の構成

第1章 自分を責めるのは、もうやめよう。~「人は人、私は私」へのシフトチェンジ~

第2章 余計な「思い込み」にサヨナラしよう。~ムリせず、ありのままでいればいい~

第3章 働き方をシンプルに変えていこう。~人間関係が楽になる「がんばりすぎない」仕事のコツ~

第4章 人生の時間割をリセットしよう。~「会社以外」の世界のほうが、あまりにも広い~

最終章 家族を失いかけて初めてわかったこと~自分自身を愛することが、幸せへの第一歩~

 

本書の挿絵について

各章の初めに添えられた5枚の挿絵は20代のイラストレーター亀岡桃花さんによるもので、各章のタイトルのテーマに沿った作品が描かれています。

亀岡さんの同世代の友人たちの中には、辛い思いをして働いている人もいるそうで、彼らのことを想像しながら、「絵を見て、辛い気持ちの人たちが仕事に対して希望を抱いてもらえたら」、という願いを込めて描かれたそうです。

それぞれの挿絵は、生き生きと働く若者たちの様子が爽やかに、躍動感あふれる形で描かれており、「新しい時代の働き方」を感じさせる希望に溢れるものに仕上がっています。

 

働くのがつらいのは君のせいじゃない。 すり減る毎日が変わるシンプルな考え方
「命を削ってまでやるべき仕事なんてない! 」

×「部下を怒鳴るのも教育の一環」
◎「どんな上司でも暴言は絶対に許されない」
×「若手なら体を張るなど当然」
◎「もう限界と感じたら、自分の身を守るのが最優先」
×「忍耐強ければ強いほどいい」
◎「忍耐強さはよい悪いではなく個人差の問題」
×「オマエのせいで、オレが謝ることに」
◎「失敗は明らかに上司の指導力不足」
×「がんばる=いいこと、がんばらない=悪いこと」
◎「これ以上がんばるのがムリなら、会社に居続ける必要などない」
などなど
「簡単に辞められない」からこそ知ってほしい、仕事、人間関係に本気で悩む人に役立つ「いちばん大事な働き方のコツ」

電通、NHK、新国立競技場をはじめとする、さまざまな現場、職場で若い命が失われる痛ましい事件が相次いでいます。
「労働時間の短縮」「生産性の向上」「ワーク・ライフ・バランス」が叫ばれる一方で、変わらない過酷な労働環境という現実……。

「そんな状況だからこそ、いったん仕事、会社の“常識”を捨て、自分の時間、体、命、家族を最優先した働き方、そして生き方を目指そう」などと言うと「そんなのできっこない! 」と思う方も多いはず。
しかし、このような難題を働きながら解決した人がいます。
会社勤めを続けながら、うつ病の妻や自閉症の長男など家族の命を守り抜いた「働き方改革」の先駆者である著者の佐々木常夫氏です。
佐々木氏の答えは「人は幸せになるために生まれてきたのであって、決して仕事のせいで命を削るために生まれてきたのではない」というもの。

では、いったいどうやって幸せを目指して働けるのか?
自らが実際に悩み、苦しんだ経験を赤裸々に明かしつつ、若い人にこそ知ってほしい「仕事」「会社」の本当の意味、そして、折れそうな心をしっかりと支える「考え方」といった“本当の答え”を、この本でやさしく解き明かしていきます。

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国や環境がちがうだけで、同じ働くということでも、その内容はがらりと変わります。
苦しいと思っていた環境を一歩抜ければ、新たな地平が開け、別の道や考え方を見出せることも少なくありません。
だから、つらくてしょうがないと思ったときこそ、常識だと思っている価値観を思いきって捨ててください。
「この仕事じゃなきゃダメ」「自分がダメ」という思い込みを、いったん手放してみてください。
「何とかなる! 」という勢いで会社を辞めたっていい。
苦手な上司に「言いなりにばかりならないぞ! 」という姿勢を示したっていい。
この会社を離れることになったって、人生には、別の場所や別の価値観、必ず「セカンド」が待っている。
そのことを、どうか忘れないでほしいのです――本文より
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