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佐藤愛子さん『こんな生き方もある』ここまで来れば、無計画の人生もまた面白い

佐藤愛子さん『こんな生き方もある』ここまで来れば、無計画の人生もまた面白い

佐藤愛子さん『こんな生き方もある』ここまで来れば、無計画の人生もまた面白い

KADOKAWAより、佐藤愛子さんのエッセイ『こんな生き方もある』(角川新書)が刊行されました。

 

徹底的に無計画に楽しみながら人生を乗り越えてきた著者のエッセイが登場!

「二十歳のとき、いい加減な気持で結婚して失敗し、漠然と小説を書きはじめ、またフラフラと結婚し、夫の倒産に遭い、借金抱えている時に直木賞を貰い、借金が返せた。徹底的に無計画でここまで来れば、無計画の人生もまた面白いですよ、ということも平気でいえる」

 
本書『こんな生き方もある』は、波乱に満ちた人生を、徹底的に無計画に、楽しみながら乗り越えてきた著者の読むだけで生きる力がわく痛快エッセイ。

人生、結婚、子育て、男と女、老い。ミドル世代が感じやすい悩みや乗り越えるヒント、人生の価値をきめるもの、「老い」を迎える心構え、男と女の違いや結婚生活で大切なことなど、指南と笑いに満ちた一冊です。

※本書は、1987年刊行角川文庫『こんないき方もある』の角川新書版です。

 

本書の目次

第1章 こんな生き方もある
みがく/身から出たサビ/思いやり/灰で縄をなうには?/おかあさんの手/流れたことなし/“快怒”がほしい/親バカ落第/身を削る/三下奴の悲しみ/笑いの素材/文明の利器

第2章 幸福の時間
魅力的な生き方/愛がわかったころに、人は死んでいく/ガンコばあさん歓迎/ヤボテンよいでよ/結婚・その城の幻影がくずれるとき/女の顔が語るもの/愛にひそむ残酷さ/本当の美しさ

第3章 妻という名の女の哀れ
完璧主義のオトシ穴/へんな言葉「夫と妻の話しあい」/愚妻呼ばわり大いに結構/女の哀れ/女房のやきもち/ネコがネズミを追うとき/ささやかな進歩?/女はバカで結構/隣の花/苦労夫人のまわりの苦労/サービス過剰/魔のとき/趣味を食う/きょうの仲間は明日の敵/単細胞夫人/サバ読み夫人/キリキリまい夫人/くりかえし夫人

第4章 男の本音・女の本音
男性のエゴイズム/男にとっての女、女にとっての男/女性よおおいに遊ぶべし/ゴキブリ亭主/めでたし、めでたし

第5章 男たちの顔
「父親」この気楽でか弱いもの/現代紳士の条件/カックイ男/まことの男/“ガンコおやじ”歓迎/夫の無抵抗主義を排す/川上宗薫のこと/北杜夫のこと/哀愁の狐狸庵/勇気ある男

 

佐藤愛子さん プロフィール

著者の佐藤愛子(さとう・あいこ)さんは、大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。

昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第18回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第48回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第25回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。

著書に、『こんな老い方もある』(角川新書)、『それでもこの世は悪くなかった』(文春新書)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)、『人間の煩悩』(幻冬舎新書)、『佐藤愛子の役に立たない人生相談』(ポプラ社)などがある。

 

 


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