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『生き続ける言葉』平尾誠二さんの軌跡を言葉と写真でたどる箴言集 山中伸弥さん、羽生善治さんらの「解説」も

『生き続ける言葉』平尾誠二さんの軌跡を言葉と写真でたどる箴言集 山中伸弥さん、羽生善治さんらの「解説」も

『生き続ける言葉』平尾誠二さんの軌跡を言葉と写真でたどる箴言集 山中伸弥さん、羽生善治さんらの「解説」も

PHP研究所は、『生き続ける言葉 情と知で動かす』(平尾誠二さん・著/岡村啓嗣さん・撮影)を刊行しました。

 

平尾誠二さんの軌跡を「名言×名場面」でたどる

日本ラグビー界のレジェンド・平尾誠二さんは、2016年10月20日、53歳という若さでこの世を去りました。

平尾さんは生前、自身のスピリットや哲学を、文字にして発信。PHP研究所から刊行された著書は、大きな反響をよびました。

昨年、訃報を受けたPHP研究所は、この平尾さんが残した言葉の数々を収録した箴言集の制作を決定。平尾さんが大学3年生の時から、彼を撮影し続けた岡村啓嗣さんの全面協力のもと、名言×名場面を満載した本書は、平尾誠二さんの「軌跡」そのものです。

 

101の言葉と35年間の写真が合体


PHP研究所がこれまでに刊行した平尾誠二さんの著書は、共著も含めて5作品。累計4万部超のヒット作となった『「知」のスピードが壁を破る』をはじめ、共著『気づかせて動かす』、『人は誰もがリーダーである』、『理不尽に勝つ』、『求心力』に、講談社発行の『勝者のシステム』を加えた6冊のリーダー論・マネジメント論の中から、とくに人を動かし、胸を熱くする101の言葉を厳選。

岡村啓嗣さんが35年間撮り続けた秘蔵写真とともに、平尾誠二さんのロジックと美学が鮮やかによみがえります。

 

その言葉に、羽生善治さんが驚いた。岡田武史さんが唸った。山中伸弥さんが励まされた。

各章の巻頭には、平尾さんが生前親交のあった方々による「解説」を収録。日本サッカー協会副会長の岡田武史さん、将棋棋士の羽生善治さん、iPS細胞の研究でノーベル賞を受賞した山中伸弥さん、伏見工業高校時代の恩師山口良治さん、世界的に知られる指揮者の佐渡裕さん、同志社大学時代からの盟友土田雅人さんの6人が、自身の心に刻まれた平尾さんの言葉、思い出を綴っています。

また、妻・平尾惠子さんは、かつての日本代表監督・宿澤広朗さんと平尾さんとの、知られざるエピソードを明かしています。

 
神戸製鋼入社3年目より、7年連続日本一。3大会連続で出場したワールドカップでは、日本代表主将を務めて初勝利を達成しました。日本代表監督就任後もチームをワールドカップに導くなど、選手としても、指導者としても手腕を発揮したことは、平尾さんが「情と知」を兼ね備えた人であり、リーダーだったことの、何よりの証明です。収録した雄姿とメッセージは、ラグビーファンのみならず、組織のなかでリーダーとして、また、プレーヤー(ワーカー)として奮闘し続ける人々にとって、力強い羅針盤となるでしょう。

 

本書の内容〔敬称略〕

・Chapter1 理不尽に勝つ

解説:岡田武史
「平尾と友だちでいられたのは、僕の誇りだった」

・Chapter2 勝者のシステム
解説:羽生善治
「勝つことと魅せることを両立させた。そこに平尾さんの美学を感じた」

・Chapter3 人は誰もがリーダーである
解説:山中伸弥
「リーダーシップは習得できる――平尾さんの言葉に勇気づけられた」

・Chapter4 気づかせて動かす
解説:山口良治
「平尾との出会いがなければ、今のわたしはない」

・Chapter5 求心力
解説:佐渡 裕
「開き直りと根性――それが平尾さんと僕の合言葉だった」

・Chapter6 「知」のスピードが壁を破る
解説:土田雅人
「代表でともに過ごした三年間が、今の僕に活きている」

 

平尾誠二さん プロフィール

平尾誠二(ひらお・せいじ)さんは、1963年、京都市生まれ。同志社大学商学部卒業、同大学院総合政策科学研究科博士前期課程修了。1981年、伏見工業高校でラグビー広告選手権大会優勝。1985年同志社大学で史上初の大学選手権三連覇。1986年、神戸製鋼入社。入社3年目より7年連続日本一。1987年、1991年、1995年のワールドカップに三大会連続出場。1989年日本代表主将としてスコットランドを破り、1991年ワールドカップでも初勝利を達成。日本代表キャップは35にのぼる。1997年~2000年まで日本代表監督を務め、1999年のワールドカップにチームを導く。

その後、特定非営利活動法人スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構(SGIX)を設立し理事長に就任。2010年より文部科学省中央教育審議会委員。神戸製鋼コベルコスティーラーズ総監督件ゼネラルマネージャー、日本ラグビー協会理事、日本サッカー協会理事などを歴任。2016年10月、53歳で逝去。

 

生きつづける言葉 情と知で動かす
羽生善治が驚いた、岡田武史が唸った、山中伸弥が励まされた――。深くて鮮やかな101の言葉と35年間平尾氏を撮り続けた岡村啓嗣氏の写真が合体
各章冒頭には、前出した3名のほかに伏見工業高校時代の恩師山口良治氏、世界的な指揮者佐渡裕氏、同志社大学時代からの盟友土田雅人氏に自身の心に刻まれた平尾氏の言葉、思い出を語っていただいた
また、ラグビー日本代表監督時代に共に戦った河野一郎氏、勝田隆氏に平尾ジャパンが現在の日本代表にもたらした影響を総括してもらった
本書は、平尾誠二氏の集大成である。同時に言葉と写真で辿る、その生き様の軌跡でもある。各界の一線で活躍する方々に少なからぬ影響を与えた言葉と雄姿は、ラグビーファンのみならず、ビジネスパーソンとして日夜奮闘し続けている人たちにとって、力強い羅針盤となるに違いない。

 


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