『無印良品の業務標準化委員会』働く人が仕事を変え、オフィスを変え、会社を変える
誠文堂新光社より、書籍『無印良品の業務標準化委員会~働く人が仕事を変え、オフィスを変え、会社を変える~』(良品計画)が、12月1日に刊行されます。
本書のタイトルとなっている「業務標準化委員会」は、2007年に発足した、良品計画の社内組織です。
「標準化」を掲げていますが、その目的は画一的な組織づくりではありません。むしろ逆で、社員一人ひとりが自発的・自主的に、働く場所や仕事を考え、変えられる環境づくりを目指しています。
「働かされる」のではなく、能動的に「働く」こと。業務標準化委員会が手掛ける「新しい働き方」の一つの事例として、社員の手によるオフィスリノベーションを行いました。
本書の第一章は、このオフィスリノベーションについてまとめています。続く第二章では、実際に同社ではどんな人が、どのように働いているのかを紹介しています。
社員一人ひとりの体験と発想をつなげ、総和を超えた「創造」がオフィスから生まれる過程が、一冊にまとめられています。
無印良品を運営する良品計画には、書名にもなっている「業務標準化委員会」がある。
仕事の手順を決め、社員が同じように仕事を行うための委員会、つまりかたそうで、真面目で、つまらなそうなイメージでとらえる人が多いのではないだろうか。
しかし、決してそうではない。
良品計画が成長と進化を続ける企業であり続けるためには、「人が代わってもノウハウが蓄積される=共有化、マニュアル化、見える化」と、「強い現場力=個々人が自発的・自主的に考え、創意工夫する」という企業風土をつくっていくこと。
これこそが良品計画が考える業務標準化委員会であるということを強調したい意図がある。
今、会社という組織のあり方、仕事の仕方は、急速にそして大きく変わってきている。
IoTが進化を続け、AIが未来の話でなくなり、第4次産業革命が近い将来に確実に起きると言われるなか、「だからこそ『人』の力を信じて、自分たちで『新しい働き方』をつくり出そう」と考えている会社、それが良品計画である。
その新しい働き方のひとつとして、本社のリノベーションを自分たちの手で行った。本書の第一章は、このオフィスリノベーションについてまとめている。働く人がオフィスを変える、そのドキュメンタリーだ。
続く第二章では、実際に良品計画ではどんな人が、どのように働いているのかを紹介する。
一人ひとりの思考と行動が、仕事を変えていくことにつながっている。
ヒアリングを通して、多くの言葉が聞こえてくる。~「はじめに」より
社員一人ひとりの体験と発想をつなげ、総和を超えた「創造」がオフィスから生まれる過程を、1冊にまとめました。
働きがいのある会社としてのあるべき姿のヒントがここにあります。