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『はみだしの人類学 ともに生きる方法』「わたし」という檻から出るために

松村圭一郎さん著『はみだしの人類学 ともに生きる方法』

松村圭一郎さん著『はみだしの人類学 ともに生きる方法』

NHK出版は「生きた学びを手に入れる」「2時間で教養が身につく」をコンセプトに、あらゆる教養の扉を開く”学び直し”シリーズ「学びのきほん」より、松村圭一郎さん著『はみだしの人類学 ともに生きる方法』を刊行しました。

 

他者と生きていくための知――「わたし」と「あなた」のつながりをとらえ直す

本書『はみだしの人類学 ともに生きる方法』は、「つながり」と「はみだし」をキーワードに、ユニークな角度から人類学の基本を知ったうえで、「私たちはいまどんな世界に生きているのか」「これからどんな時代が来るのか」を考えていきます。

 
現代の「わたし」や「わたしたち」は、どのような関係性で生きているのか。その思考法次第で見える世界が変わります。

本書を読み終わったとき、
「なぜ人類には、これほど多様な文化があるのか?」
「その違いはどのように生じたのか?」
「異なる他者とどう関係を築けばよいのか?」
といった問いに対する答えが、きっと見つかるはずです。

他人との違いを拒まず、困難や苦しみを人生の味わいに変えることで、自分も他人もともに生きやすくなる術を探ってみませんか。

 

本書の構成

はじめに――無数の異なる「わたし」が生きる世界で

第1章 「つながり」と「はみだし」

第2章 「わたし」がひらく

第3章 ほんとうの「わたし」とは?

第4章 差異とともに生きる

おわりに――他者に導かれて「わたし」が変わる
人類学をもっと知るためのブックガイド

 

著者プロフィール

著者の松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)さんは、1975年、熊本県生まれ。京都大学総合人間学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。岡山大学文学部准教授。

専門は文化人類学。エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有と分配、貧困や開発援助、海外出稼ぎなどについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(世界思想社)、『基本の30冊 文化人類学』(人文書院)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社/毎日出版文化賞特別賞)、『これからの大学』(春秋社)、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)がある。

 

NHK出版 学びのきほん はみだしの人類学: ともに生きる方法 (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)
松村 圭一郎 (著)

そもそも人類学とは、どんな学問なのか。「わたし」を起点に考える「つながり方」とは何か? 「直線の生き方と曲線の生き方」「共感と共鳴のつながり」……。「違い」を乗りこえて生きやすくなるために。「人類学のきほん」をもとに編み出した、これからの時代にこそ必要な「知の技法」のすすめ。

 


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