『「国境なき医師団」を見に行く』いとうせいこうさんが見た「世界のリアル」とは Yahoo連載を書籍化!
講談社より、いとうせいこうさん著『「国境なき医師団」を見に行く』が刊行されました。
いとうせいこうさんが見た「世界のリアル」とは
生きることは日々難しい。けれど人間には仲間がいる。
大地震の傷跡の残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの島で、フィリピン・マニラのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。
本書は、いとうせいこうさんが、「国境なき医師団」に同行し、日本人の目に触れない現場を見て、聞いて、書いた、希望へのルポルタージュです。
本書の目次(一部抜粋)
<ハイチ編>
プルーフ・オブ・ライフ
スラムの真ん中で
パーティは史上最高
生まれ来る子供たち
小児科医ダーン先生の回診
性暴力被害者専門クリニックへ
<ギリシャ編>
暴力や拷問から逃れてきた人々
ヨーロッパの自己免疫疾患
彼らがあなたであってもよかった世界
勉強したい少年
リゾートの難民キャンプに至るまで
「弱者の中の弱者」の場所
<フィリピン編>
マニラの人道主義者たち
コンドームの付け方さえ知らない人へ
スラムの小さな病院で
私たちは「聖人君子の集まり」じゃない!
鍋をかぶった小さなデモ隊
ミッションを遂行する者たち
<ウガンダ編>
南スーダンからの80万人
風呂に入れさせてもらえないか
家族でなかった者たちが作る家族
南スーダンの「WAR」
地上に名前の残らない人間たちの尊厳
人間には仲間がいる
★特集ページ
http://news.kodansha.co.jp/5362
いとうせいこうさん プロフィール
著者のいとうせいこうさんは、作家・クリエーター。1961年、東京都生まれ。編集者を経て、作家、クリエーターとして、活字・映像・音楽・舞台など多方面で活躍。
『ボタニカル・ライフ』で第15回講談社エッセイ賞を受賞。『想像ラジオ』が三島賞、芥川賞候補となり、第35回野間文芸新人賞を受賞。ほかの著書に『ノーライフキング』『鼻に挟み撃ち』『存在しない小説』『我々の恋愛』『どんぶらこ』、『見仏記』(みうらじゅんとの共著)など。
【関連】
▼「国境なき医師団」を見に行った。絶望と希望、現場の本音はどうか?|今日のおすすめ|講談社BOOK倶楽部