『ロシア革命100年の謎』ロシア10月革命100周年 亀山郁夫さん・沼野充義さん、ロシア文学界の二大巨頭が謎多き真実を再検証

『ロシア革命100年の謎』ロシア10月革命100周年 亀山郁夫さん・沼野充義さん、ロシア文学界の二大巨頭が謎多き真実を再検証
河出書房新社より、亀山郁夫さんと沼野充義さんによる書籍『ロシア革命100年の謎』が刊行されました。
亀山郁夫さんと沼野充義さんがロシア10月革命を再検証
今年の11月7日(ロシア革命はユリウス暦1917年10月25日)で100周年を迎えたロシア革命。謎多きその全貌と真実を再検証すべく、ロシア文学界の二大巨頭が徹底対論形式の本を緊急出版しました。
ミリオンセラー『カラマーゾフの兄弟』新訳でおなじみの亀山郁夫さんと、チェーホフ、トルストイ他の名訳でも知られる沼野充義さん。
本書は、政治史だけを追っても決して見えてこない「革命の真実」に迫る、スリリングな一冊。また、革命の予備知識なしで読めるよう分かりやすく解説されています。
革命はなぜ起きたのか。
革命は善か悪か?
革命に暴力は必要だったのか?
本書は、誰もが抱く根本疑問に正面から挑んだ初めての本となっています。100周年のいま、改めて革命が目指した「理想の国家」に迫ります。
本書の内容
1917年。二月革命を否定して起きた歴史上比類のない革命「十月革命」。
革命を先導し、「理想の社会」像を描いたのは、文学者や芸術家たちだった……。
19世後半。ドストエフスキーやトルストイの活躍した小説の黄金時代のロシアはまた、世界史上初めての「テロの時代」を迎えていた。革命家たちは次々に皇帝や政治家の暗殺を企て、1881年、ドストエフスキーの死の直後、ついに皇帝暗殺が成功する。
しかし、すぐに革命は実現しない。長い停滞の時代を経て、レーニンの革命が実現するまでにはなんと36年の時を要する。1905年の日露戦争敗戦の衝撃から起きた第一次ロシア革命を経て、1917年の革命へ向かって、文学者や芸術家たちは政治にさきがけて理想社会像を描き、革命の理念に熱狂していく。
1917年4月、ヨーロッパ亡命から帰国したレーニン。二月革命を否定してボリシェヴィキ政権を打ち立てたクーデターはなぜ成功しえたのか?
民衆に渦巻く巨大な暴力的エネルギーを解放してしまった革命政府は、選挙結果さえひっくり返し、テロルを肯定して、長い内戦へと突入する。
革命のヴィジョンを描くことに熱狂してきた芸術家たちは、希望と失望に揺れながらも、時にレーニンからスターリンへといたる革命政府を支え、時に、粛清や追放の恐怖をも経験することになる。
はたして、革命にとって暴力(テロル)は必然だったのか? スターリン時代、雪解け、ペレストロイカを経て、プーチンに到る激動の100年と、19世紀から革命にいたる100年を両面から見通したことで、巨大革命の謎と真実が、いま初めて浮かび上がる!
ロシア革命の謎
●十月革命は、なぜ二月革命を否定し、暴走したのか。
●文学・芸術の革命は、政治の革命に先行したのか。
●壮絶な内戦と粛清はなぜ起きたか。
●レーニンの死の時期が違ったら歴史は変わったか。
●芸術家はなぜスターリンを支持したのか。
●テロリズムはなぜ19世紀ロシアで始まったか。
●ドストエフスキーは皇帝暗殺を予見していたか。
●ロシア革命はまだ続いているのか










