『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』好きなノート1冊とペン1本ではじめられる!
「箇条書き」ですべてを書き出すだけの「バレットジャーナル」の日本初となる「書き方」ガイド、Marieさん著『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』が、ディスカヴァー・トゥエンティワンより刊行されました。
こんなことはありませんか?
やることがいっぱいありすぎて、管理しきれない!
自分がやりたいことは、いつも二の次になってしまう……。
大事なことをメモしたはずなのに、探しても見つからない……。
いろんな手帳を試してみたけれど、私に合うものがない!
手帳に書くことがないと、なんだか不安になる……。
箇条書き手帳「バレットジャーナル」はそんなあなたの、強い味方となります!
好きなノート1冊とペン1本あればすぐにできる
バレットジャーナルはアメリカ発祥のもので、日本では2014年ごろから徐々に知られるようになってき手帳術です。
「バレット(ビュレット)」とは、箇条書きの先頭につける点「・」(Bullet Point)のこと。箇条書きと記号を活用して、タスクやスケジュール、メモなどを効率的に管理できる手帳ということで、「バレットジャーナル」と名づけられました。
↑バレットジャーナルは箇条書きと記号(×、○、>、<、・など)ですべてを管理します。
バレットジャーナルの大きな特徴は、この2つ。
●1冊のノートで、スケジュールやプロジェクト、やることリストや備忘録のすべてを「箇条書き」で管理できる
●市販のスケジュール帳のように、一日分のページ分量が均等に割り当てられていないので、多く書く日があっても書かない日があってもOK。書きたいだけ書けるので、ストレスなく運用できる
そして、はじめるために必要なのは、好きなノート1冊とペン1本だけ。
イラストを上手に描く才能も、ページをスタイリッシュにレイアウトするセンスも必要ありません。
1日にやること、予定、メモを書き出そう!
バレットジャーナルのメインとなる「デイリーログ」の書きかたを紹介します。
まず、新しい一日の日付をタイトルとして書き込みます。そして、その日の予定やタスク、アイデアをできるだけ簡潔に、箇条書きで記していきます。
記録が少ない日があれば、ページの途中から次の日のログを続けて書き込んでもかまいません。逆に、書くことが多い日は、数ページにわたって一日のログを残すことができます。
「一日に書き込むスペースが制限されていない」のが、この手帳術の最大のメリットです。
デイリーログは、書く内容も限定しません。 1冊のノートに、記録しておきたいすべてを放り込めます。
たとえば、その日にあったこと、感じたこと、買い物や読書のメモに旅行の記録など、まさになんでもありです。
時系列で記録していく形なので、後でほしい情報を探すときに該当箇所を見つけやすいというメリットもあります。
■「箇条書き」で書き出そう!
メモの基本は「箇条書き」です。
箇条書きの先頭につける記号(後述)により、パッと見ただけでその箇条書きが「タスク(やること)」「予定」「メモ」のうちのどれか、さらにはタスクが今どんな状態にあるかを区別することができます。
この記号によって、タスクやアイデアを時系列でそのまま書きこんでいったようなごった煮リストになっていても、探している情報がすぐに見つかり、「やるべきこと」のやり忘れを防げるようになるのです。
■ひと目でわかる記号でリストを管理しよう!
箇条書きにしたタスクには、「キー」と呼ばれる記号を打ちます。
ルールは次のように明確なので、そのタスクのジャンル、重要度がひと目でわかるようになります。
● はじめに、タスクリスト(やることリスト)の頭に「・」を打つ。
● 完了したら、「・」に「×」を重ねる。
● 未完了のため次の日以降に移したら、「・」に「>」を重ねる。
● 特定の期日に実行するよう、スケジューリングが完了したら、「・」に「<」を重ねる。
↑朝6時。まず、今日やることをリストにします。
↑朝9時。学校のプリントは記入して子どもに渡したので、「タスク完了」の記号(×印)を書き入れます。
↑午後6時。買い物をして帰宅。「タスク完了」の印(×印)をつけます。
↑夜10時。図書館の本を返さなければいけないのを思い出して、リストに追記。母親へLINEを送ったので、「タスク完了」の印(×印)を入れました。洗剤の注文は今日できなかったので、「次の日に移行」(>印)。
バレットジャーナルで、日々の暮らしも仕事もストレスフリーに
バレットジャーナルを続けていくと、日々の暮らしや仕事にも、成長を感じることができます。
・やると決めて書き込んだタスクが手つかずのまま流れてしまうのを防げる!
・一日に自分がどれくらいのことができるのかが把握できるようになる!
・「覚えておくこと」に頭を使わなくてもよくなる
・できたことの積み重ねが自信になる
・「やらないこと」を決められるようになる
日々記録を続けていくことで、記録を続けていくことでしか見えないもの、感じ取れないものも発見できるかもしれません。
そろそろ新しい手帳を買おうと思っている方も、じぶんで手帳を作ってみたい方も、じぶんを見直したい方も、ぜひ、この「バレットジャーナル」の手法を取り入れてみてください。
本書の目次
第1章 まずは、最低限の基本をおさえましょう バレットジャーナルのつくり方、はじめ方
第2章 ちいさなくふうで、ストレスフリーの毎日 私は、こんなふうに使っています
第3章 なんでも書き出しておけば安心! あわてない! つくると便利な「コレクション」アイデア集
第4章 アイデア盛りだくさん! 今すぐ真似したい みなさんのバレットジャーナル、見せてください!
Marieさん プロフィール
著者のMarieさんは、小学生と中学生の二児の母。2006年より運営するブログ「Mandarin Note」(http://mandarinnote.com)では、Kindle・スマホなどガジェットを活用した英語・中国語学習法や、デジタルとアナログの両方を使って暮らしをマネジメントする方法などを紹介している。
2017年1月にKindleダイレクトパブリッシングで出版した電子書籍『ちいさなくふうとノート術』がベストセラーに。Amazonの「タイムマネジメント」カテゴリで1位(2017年1月23日~3月、7~8月) を獲得した。
バックパック1つでアジアやヨーロッパを旅した若き日の記憶が忘れられず、今もときどき子どもを引き連れ旅に出る。
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