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『ダンドリと予定の立て方』残業せずに仕事をきっちりやり遂げる88のメソッド

経営コンサルタントの現役秘書が仕事の「速さ」と「質」を両立させる「ダンドリ力」を伝授する、井出元子さん著『限られた時間で必ず仕事が終わる ダンドリと予定の立て方』がかんき出版より刊行されました。

 

著者は有名経営コンサルタントの現役秘書

昨今、「ワークライフバランス」や「働き方改革」という言葉とともに、残業を奨励しない企業が増えています。しかし、「働く時間は減っても仕事量は減らず、むしろ、人員削減で仕事が増えてしまった」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

さらに、リモートワークなどの新しい働き方が浸透する中で、上司や同僚、部下とのコミュニケーションを上手くとれず、仕事がスムーズに進まないこともあります。

 
このような状況の中、残業しないためには仕事のスピードや効率を上げるしかありません。とはいえ、仕事の質を落とすのは問題外です。

 
本書は、そんなジレンマを解消するべく、仕事の「速さ」と「質」を両立させる「ダンドリ力」を身に着けることができる一冊。著名な経営コンサルタントの現役秘書であり、自身も人材育成コンサルタントでもある著者が、仕事をダンドリよく正確に行うための88のメソッドを紹介します。

 

「仕事に追われる」から「仕事をコントロールする」へ ──「はじめに」より

ダンドリ力を身につけると、次のような効果を得ることができます。

 
・手順を明確にすることで時間が読める
・先を読んだ仕事ができるため、ヌケ・モレ・ミスが減る
・業務の効率化・スピード化が図れ、割り込みの依頼にも臨機応変に対応できる
・視野を広く持つことができ、気づきや気配りができるようになる
・余裕と時間が生まれるので、新たな仕事に取り組めて、成長を実感できるようになる

 
どうか本書を手がかりに、あなたの仕事を振り返り、ダンドリを実践してみてください。
きっとあなたの毎日が変わります。仕事に追われている感覚から、仕事をコントロールできている感覚に変われば、ダンドリが実践できている証拠です。

 

本書の構成

第1章 まずはこれだけ押さえよう ダンドリの基本
01そもそもダンドリって何?
02これだけでダンドリ力がアップする「ダンドリの6 ステップ」
03ステップ1 ゴールの確認 求められていることは何?
04ステップ1 ゴールの確認 「5W3H」を埋めてみる
05ステップ1 ゴールの確認 「本当の締切」を把握する
06ステップ1 ゴールの確認 お互いの動きをすり合わせる
07ステップ2 タスクの洗い出し ゴールまでの道筋を思い描く
08ステップ2 タスクの洗い出し 5W3Hを実行するのに何が必要?
09ステップ2 タスクの洗い出し 大きなタスクは分解
10ステップ3 手順の検討 順序を決める要素
11ステップ3 手順の検討 効率化できるタスクはないかを考える
12ステップ4 所要時間の見積り 自分の所要時間を知る
13ステップ4 所要時間の見積り はじめて行う仕事の所要時間
14ステップ5 スケジュールに落とし込む
15ステップ6 タスクの実行 時間内に終わらせる
16ステップ6 タスクの実行 ダンドリの流れをつかむ

第2章 時間&タスク管理でダンドリ力を高める
17 終える時間を決める
18 タスクの時間を決めてスケジュールに組み込む
19 翌日のダンドリを今日決める
20 マイ締切を設定する
21 1日、1週間の終わりで調整する
22 期限のないタスクこそ先に決めてスケジュールに入れる
23 割り込み仕事のこなし方
24 効果的な時間を選ぶ
25 スケジュール管理(1) 手帳のメリット
26 スケジュール管理(2) デジタルツールのメリットと注意点
27 タスク管理を兼ねたメールソフトの使い方
28 メモやノートは1カ所にまとめる
29 デジタルでのメモ・ノート管理
30 できたこと(=できていないこと)を見える化する
31 タスク管理ツールの使い方
32 早すぎても遅すぎてもムダ、ベストタイミングで実行する
33 過剰な仕事、足りない仕事をしない

第3章 コミュニケーションでダンドリ力を高める
34 相手の「使える時間」に配慮してダンドリを組む
35 関係者を把握する
36 相手の行動パターンを知る
37 ミスのない指示の受け方
38 提案型で質問する
39 「復唱」で精度を高める
40 「報連相」で仕事は格段に早くなる
41 ダンドリよい指示の出し方
42 相手に仕事をちゃんとやってもらえる指示の出し方
43 できないことは、どうしたらできるか考える
44 一手先を行く
45 相手に聞いてもらうための話すダンドリ
46 結論が先、理由や経緯はあと
47 人の力を借りるための依頼のポイント
48 よい関係がよい仕事につながる
49 コミュニケーション手段の使い分け
50 テキストコミュニケーションの注意点
51 「クッション言葉」が印象を和らげる
52 オンラインコミュニケーションのダンドリ

第4章 仕事が早い人のダンドリのワザ
53 記憶が新しいうちにやる
54 記録と次のアクションは同時に行う
55 あえて時間を置く
56 溜めずにやる、こまめにやる
57 出掛けにやることを先にやる
58 移動時間やオフィス以外の場所を活用する
59 日頃の観察が想像につながる
60 ミスはリカバリーに余計な時間がかかる
61 都度調整は定例にする
62 定例化で悩む必要がなくなる
63 相手のタスクを止めない
64 相手の名前は入力しない
65 メール作成のダンドリ
66 メールチェックの頻度
67 辞書登録機能を使う
68 よく使用するパターンは下書きとして作成しておく
69 メールソフトの署名機能を使い倒す
70 パソコン操作は学ぶ、調べる
71 スマートフォンを仕事に活用する

第5章 ダンドリ上手な人の整理術
72 探す時間をゼロにする
73 デスクの上には今必要なものだけ
74 整理によって余計なものを抱え込まない
75 書類は溜めずに即、整理整頓する
76 パソコン内の整理の仕方
77 ファイル名のつけ方(1)
78 ファイル名のつけ方(2)

第6章 さらなるダンドリのためのダンドリ
79 振り返り、記録する
80 ミスは反省より対策を考える
81 リスト化でダンドリ力UP
82 情報収集は普段の生活から
83 予測と準備
84 切り替える方法を持つ
85 業務の棚卸し
86 その仕事、減らせない? なくせない?
87 人に頼むことでムリ、ムラを解決する
88 気づく力を高めてダンドリ力を上げる

コラム 0.1秒でも速くなる動きを考える―封筒に書類を入れる仕事

 

著者プロフィール

著者の井出元子(いで・もとこ)さんは、株式会社小宮コンサルタンツ 秘書/人材育成コンサルタント。

岩手大学人文社会科学部卒業後、株式会社リクルート入社。ITトレーナーとして転職、出版・印刷業界や、移動体通信業界で、人材育成を行なう。
2008年小宮コンサルタンツに入社、代表であり経営コンサルタントの小宮一慶さんの秘書を務める一方、秘書業務で培った仕事術を発信、企業研修や秘書室での講演実績多数。人材育成コンサルタントとして接遇指導、新入社員研修、女性社員向けのキャリア研修等を実施。非常勤取締役も務める。

『日経WOMAN』『月刊致知』『プレジデント』、読売新聞、朝日新聞、『宣伝会議』『ゼクシィ』などメディア掲載多数。秘書技能検定1級。マナー・プロトコール検定2級。

著書に『ビジネスパーソンのための「秘書力」養成講座』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。

 

限られた時間で必ず仕事が終わるダンドリと予定の立て方
井出 元子 (著)

仕事の速さと質の両立ができる人を目指そう!

 


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