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『どうせならもっと上手に叱ってくれない?』世界初!?「子ども目線」による褒め方と叱り方のコツ

吉村直記さん著『どうせならもっと上手に叱ってくれない?』

吉村直記さん著『どうせならもっと上手に叱ってくれない?』

佐賀県佐賀市にある小規模保育所「おへそ保育園」、幼保連携型認定こども園「おへそこども園」、企業主導型保育所「おへそつながり」、児童発達支援施設「おへそこども学園」、放課後児童クラブ「おへそ学道場」計5事業を運営する「おへそグループ」統括園長(公認心理師)の吉村直記さんによる子育て本『どうせならもっと上手に叱ってくれない?』がすばる舎より刊行されました。

 

保育園園長(公認心理師)が教える 心理学×現場の知恵から生まれたスゴ技!

情報化社会の現在、世間に教育ノウハウの情報はたくさんあります。「科学的に正しい」こともたくさんわかっています。
でも、正しいとわかっていても、人間、そのとおりにはできません。心配事があったり、体調が悪かったりすれば、「よくない」とわかっていても、感情的になってしまいます。

 
本書は、公認心理師であり、子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入した、人気保育園を運営する著者が、「子どもたちの実際の声」をもとに、「こうしてくれたらもっと(親の言うことを)素直に聞けるのに」というコミュニケーションの方法を、学問的なバックグラウンドも背景にしながら伝えます。

実際子育てをしている・してきた人からすると「超刺さる! 」項目の連続で、「読んでたら泣けてきた」というお母さんも続出。にくたらしくも愛らしい子どもへの愛情が、さらに深まる一冊です。

 
<本書「はじめに」より>

おとなってさ、よくおこってるよね。

「かたづけなさい」
「歯をみがきなさい」
「べんきょうしなさい」
「ゲームはやめなさい」
「はやくねなさい」…

でもホンネをぶっちゃけちゃうとさ、
ぜんぜん聞いてないんだ。

そりゃ言うこと聞くこともあるけどさ……。
それって、「母上のおっしゃることがわかりました! 」
ってわけじゃないんだ。

聞かないとめんどくさいから、
聞いたフリしてるだけなんだよね。

ぎゃくに聞くけど…
「言うこと聞かないとおカネやらないよ」とか
「カジくらいちゃんとやりなさい」とか
「はやくゴハンをつくりなさい」とか
そう言われてやるきになる?
ってことなんだよね。

…なにが言いたいかっていうと、

どうせしかるなら、もっとうまく
しかってくれない?

ってこと…。

じゃあ、どうやってしかってほしいの?
って言われると子どもなのでコトバにするのは
ムズかしいのですが、とにかくやさしくいいカンジに
やってほしいなっておもうんです。

あいするお母さん、お父さんへ

 

著者プロフィール

著者の吉村直記(よしむら・なおき)さんは、1985年8月11日生まれ。佐賀県出身。社会福祉法人みずものがたり理事・おへそグループ統括園長。公認心理師・保育士・幼稚園教諭・中学高等学校教諭。

5歳の時交通事故で父を亡くし、母に3人兄弟の真ん中として女手一つで育てられる。同じ時期に空手を始め、そこで出会った空手の師匠に多大なる影響を受ける。高校ではメキシコ合衆国へ1年間留学し、大学時代に乳幼児教育に興味を持ち、保育コンサルティング会社に入社。約1年半の間に50施設以上の保育園設立や運営に関わりながら乳幼児教育を学ぶ。

2010年に保育園設立を検討していた佐賀の地元企業の社長と出会い、その教育への思いに共感。地元に戻り、2011年25歳で認可外保育所「おへそ保育園」園長に就任する。その後認可化し、現在はハンディキャップを持った子どもたちも含め、園庭を共有する形で0歳から12歳までの子どもたちが共に過ごしている。

開園当初より取り組んでいる「国際理解教育」が評価され、2015年JICAグローバル教育コンクールにて最高賞である理事長賞を受賞。子ども向けの「哲学対話」を日本で初めて保育に導入するなど、保育内容においても評価されている。

現在、小規模保育所「おへそ保育園」・幼保連携型認定こども園「おへそこども園」・企業主導型保育所「おへそつながり」・児童発達支援施設「おへそこども学園」・放課後学童クラブ「おへそ学道場」計5事業を統括する園長として働くかたわら、空手指導・執筆・講演活動の他に、一男一女の父として子育てにも奮闘中。

 

 


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