『強く、優しく古賀稔彦の言葉』逝去から1年――「平成の三四郎」古賀稔彦さんの生き様が凝縮された言葉集

2022年5月13日 06:41 ビジネス

『強く、優しく　古賀稔彦の言葉』

産業編集センターより『強く、優しく　古賀稔彦の言葉』が刊行されました。

本書は、2021年3月、53歳の若さで惜しまれつつ亡くなった「平成の三四郎」こと、柔道家・古賀稔彦さんの言葉を集めた名言集です。
小柄な体躯ながら、切れ味鋭い豪快な一本背負いを武器に、数々の名勝負を繰り広げ、1992年バルセロナ五輪では、大ケガを負いながらも金メダルを獲得。日本中を感動の渦に巻き込みました。

無類の強さで頂点を極め、指導者としても才覚を発揮した不世出の柔道家。彼の遺した言葉は、これからも人々の記憶に残り続けることでしょう。

無類の強さで頂点を極め、指導者としても活躍した「平成の三四郎」古賀稔彦さん――不世出の柔道家が遺した、魂を揺さぶる珠玉の言葉たち

豪快な背負い投げを武器に「平成の三四郎」の異名で国民的人気を誇った古賀稔彦さん。世界選手権3度優勝、バルセロナ五輪では金メダルを獲得。引退後は金メダリストを育てるなど、指導者として活躍。名選手にして名指導者、不世出の柔道家が遺した、自分を磨き、人を育てる言葉を詰め込んだ一冊です。。

『強く、優しく　古賀稔彦の言葉』より

古賀稔彦さんプロフィール

古賀稔彦（こが・としひこ）さんは、1967年、福岡県生まれ、佐賀県出身。小学1年生から柔道を始め、中学進学と同時に上京し講道学舎に入門。世田谷学園高校、日本体育大学を経て、同大学院修了。1989、1991、1995年世界柔道選手権優勝。オリンピックは3大会連続で出場。1992年のバルセロナでは金メダル（71kg級）、1996年のアトランタでは銀メダル（78kg級）を獲得。豪快な背負い投げを武器に「平成の三四郎」と呼ばれた。

2000年4月、現役引退。全日本柔道女子コーチに就任し、谷本歩実選手を金メダルに導く。2003年に町道場「古賀塾」を開塾。2007年IPU・環太平洋大学女子柔道部総監督に就任。チームを全国初優勝へと導く。2012年弘前大学大学院を修了し、医学博士号取得。2021年3月、逝去。生涯を通じて柔道の普及と選手の育成に尽力した。